約90度！？ ページ46
サニー「そ。…それに助けるなら、もっとギリギリで駆け付けた方が美しくね？」
なんて軽く言ったサニーに小松くんは少し納得しない様子でこっちを見る、それに私は肩をすくめ、首を横に振る
小松「そ、そーですかね…」
(な、何だかなぁ……サニーさんの美しさって難し…でもさりげない気遣いや、残虐な仕打ちに対する怒り…クールに見えて何気に優しくて熱い面もあるんだよなぁ…)
『(ボソッ)あんなこと言っててもさ…いざとなったら、すぐ助けてくれるから心配しないで大丈夫だよ』
小松「(ボソッ)え、えぇ………そう、ですよね！」
なんてサニーが聞こえるかもしれないくらいの声で小松君に伝えるとサニーはピタッと止まってこっちを向く
そして頬をポリポリと書きながら少し照れ臭そうにするサニー
(…サニーは意外とすぐ照れるな、顔には出ないけど)
サニー「A聞こえてっぞ。」
『だって本当のことだ…な？小松くんもそう思うだろ？』
小松「はは…」
小松くんも苦笑いをしながらも私の言葉に同意してくれた
その様子にまんざらでもないサニーは一瞬だけ見えた横顔のにやけ顔を隠すように声を張る
サニー「ったく……さぁ！オレらはまずここを登らねーと！」
小松「うわっ！！」
『………これはまた……』
見上げた先には高い高い崖、しかも角度もほぼ90度で壁のよう……流石、第1ビオトープ
サニー「リーガル高原への入口……リーガルウォール！高さ3000mの断崖絶壁だ！」
小松「さ、3000m！？上が全く見えない……こ、これ、どうやって登るんですか？！ま、まさかロッククライミン、グッ！？」
『サニー、一言い、っぉわっ……！』
サニー「普通に歩いて登るのさ、」
グっと小松くんは服を、私はクイッと持ち上げられるとまたサニーの腕の中
突然近くなった距離に顔が少し熱くなってサニーの胸元を押して離れようとするが、その拍子で落ちそうになる私の体を軽く縛って落ちないように支えられる
(…っ思った以上に近、い…！///)
サニー「…っA！危ないだろ！………ゴホン、オレにとっちゃ、んな崖ただの地面となんさ変わらん。少し早足で…まぁ36分あれば登れるだろ」
小松(す、すごい……！)
『わ、私も同じように運んでくれ……それに、両手も、開けた方がいいだ、ろ…？』
また近くなった距離にバクバクと心音が鳴るのを誤魔化すように目線を泳がせながら言うと
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 87人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「原作沿い」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
reetlu(プロフ) - 遅くなってすいません！これから色々なキャラとの絡みが増えていくのでお楽しみにしていてください！ (2021年6月25日 0時) (
レス) id: 19b9dc1d16 (このIDを非表示/違反報告)
ネコキチ - 更新待ってました！供給ありがとうございます！『お兄ちゃん』との絡みが待ち遠しいです！続きお待ちしております！ (2021年6月24日 18時) (レス) id: a4a775d5db (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：reetlu | 作成日時：2021年6月16日 15時
