美しい包丁とサニーのお眼鏡にかなった瞬間 ページ31
(ま、いっか。サニーの事だ、結局いつか言うだろう)
そう考えるのをやめて、小松くんから焼いたクリーム松茸を受け取り食べる
小松「す、すごい…天然甘味が全然違う！癖になる味だ…！」
『うん、美味しい……成虫じゃなくても、なかなかいい味出すじゃないか』
小松「次は薄くスライスして…刺身で食べてみましょ……！、おいし〜〜〜い！！逆に癖がなくていくらでも食べられる！！」
『ほんとだ…久しぶり食べたけど……ん、』
そう小松くんと味を楽しんでいると、多分サニーの触覚が動いたのを感じた
その瞬間、ドサッ！と成虫の醬油バッタがノッキングされた状態で転がっていた、大きな虫に驚くがノッキングされているのが動かない様子に安心してサニーの様子を見る
『！』
小松「！！」
サニー「…それが醬油バッタの成虫だ、今捕まえた………そっちのがもっと合うだろ」
小松「…え？」
醤油バッタを指さしながら、機嫌がよさそうに笑うサニー
サニー「確か小松、って呼ばれてたなお前。イキナリこんな危険区に吹っ飛ばされたのに、高級食材を見るやいなや子供の様にはしゃぐ当たりキモさMAXだが…」
小松「……(ボソッ)あの、Aさん…これって…」
『…サニーは……良いも悪いもハッキリ言う男だよ』
急にサニーの口から小松くんに対する評価が出てきて困惑する小松くんに、大丈夫だと私なりにフォローを入れる
サニー「なかなかどうして……美しい調理器具を持ってる。それを手にした途端食材が映え、全てが一気に調和した………1つだけ言える」
小松「は、はぁ…」
サニー「調理している姿のお前は、美しい…」
小松「……ど、どうも…？」
サニー「あ、ごめ。今ちょっとほっぺ舐めちった」
小松「…え！？何ですか！？！？」
きっと触覚で触ったという意味…のはずだが、この言い方は少々御幣があるだろう
『サニー、その言い方止めろ…それだとさっき私が全身舐められたみたいじゃないか…』
サニー「ん…まぁ、別にいだろ？なんでもねぇよ、早く食べよーぜ松茸」
『よくない良くない！』
小松「何かしたんですか僕に？！」
サニー「してねーよ、2人して詰め寄ってくんな」
『ったく…』
サニー「何かしてほし―の？」
『違う！！』
小松「と、とりあえず食べて、速くトリコさんたちを探しましょう！！」
その一言で落ち着いたが、私はまだ色々な意味でモヤモヤしたままであった
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reetlu(プロフ) - 遅くなってすいません！これから色々なキャラとの絡みが増えていくのでお楽しみにしていてください！ (2021年6月25日 0時) (
レス) id: 19b9dc1d16 (このIDを非表示/違反報告)
ネコキチ - 更新待ってました！供給ありがとうございます！『お兄ちゃん』との絡みが待ち遠しいです！続きお待ちしております！ (2021年6月24日 18時) (レス) id: a4a775d5db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：reetlu | 作成日時：2021年6月16日 15時
