検索窓
今日:5 hit、昨日:6 hit、合計:41,831 hit

万理 【サクランボ 2】 ページ7

「……キスが上手いんだってさ。」

『…へ?なにが?』

「だから、茎が口の中で結べたら、キスが上手いんだって。」

『……万、上手いの?』

よく分かってないな、コイツ。

「そ、俺キス上手いみたい。……試してみるか?」

『えっ!いや、いいよ!試さなくて!!』

途端に顔が赤くなるA。

そんな顔されたら、試したくなるのが男ってもんなのに、自覚が無いのは良いのか悪いのか。

俺から距離を取ろうとするAの腕を掴んで引き寄せる。

と、両手で口を塞がれた。

『だっ、だめ!』

【…キスくらい、いつもしてるだろ。】

とか思いつつ、舌を出してAの手をなぞる。

『ぅ、ひゃっ!』

すぐに塞いでいた手は離れ、代わりにAの口を塞ぐ。

…ちょろすぎだろ、こいつ。

抱きしめて、舌を滑り込ませる。

いつも以上に、なぞって、絡めて、混ざり合う。

『…っ……む、ぅ……』

真っ赤になって俺のシャツを握りしめるA。

可愛いし、気持ちいいし、独り占めしたい。

…そろそろAが限界そうなので離れてやる。

「…どう?上手かった?」

Aは大きく肩を上下させながら、上目使いに俺を睨む。

…あ、ヤバい。

色気のあるその表情に、何か、理性のようなものがプチンと切れる音がした。

「…もう一回していい?」

『〜〜っ!!しないっ!!』

とか言うAは無視してまた口を塞ぐ。

俺をその気にさせるのが本当に上手い。

誘ってる自覚はAには無いんだろうけど。

自覚が無いのは、困るな。

主に、俺が。

壮五 【通り雨】→←万理 【サクランボ 1】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (50 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
99人がお気に入り
設定タグ:IDOLiSH7 , TRIGGER , Re:vale
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぷる - え!?なんなんですか!?(訳 最高です!もうみんな好き…テルさん愛してる… (2020年4月16日 16時) (レス) id: ee7856aff6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:テル | 作成日時:2020年1月25日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。