環 【ヤキモチ】 ページ2
「……ねぇ〜、ちゅーしたい。」
『え!?…いきなりだね。』
夜、寝る前の時間。
Aと一緒に俺らが出演してるバラエティを見てる。
俺の膝の上でAがテレビの中の皆を見ながら楽しそうに笑ってる。
それが、なんか、ムカつく。
『…ふふっ、ヤキモチ妬いてるの?』
「…るせーし。」
プイっとそっぽを向くとAが小さく笑いながらいいよ、と言った。
「……ん。」
Aに向き直ってもっかい抱きしめ直す。
近づいて、柔らかい唇を塞いで、ちょっとだけ舐めた。
離れたらAの顔が赤くなってた。
Aが口を開く前にまた塞ぐ。
さっきよりずっと長く触れ合ってから離れる。
俺の熱い息とAの熱い息が混ざって一緒になる。
「…Aとのちゅー、めっちゃ気持ちぃ。」
『っ!!』
真っ赤な顔で肩を上下させているAを見てると、なんか体の奥がムズムズしてくる。
この前ヤマさんに聞いてみたら「タマには早ぇよ」、って言われた。
リュウ兄貴なら教えてくれるかな?
まぁ、いいや。
ちゅー、好きだし。
ちゅーの他になんかあったかな?
そういや、ゆきりんが一緒にお風呂入らないの?って言ってたっけ?
じゃあ明日一緒にお風呂入ろ。
今日は寝るまでずっと、ちゅーする。
「A、好き。」
離れた時に言ったら、Aもフワッて笑って『うん、私も。』って言った。
…ふふん。
明日そーちゃんに自慢しよ。
99人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぷる - え!?なんなんですか!?(訳 最高です!もうみんな好き…テルさん愛してる… (2020年4月16日 16時) (レス) id: ee7856aff6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:テル | 作成日時:2020年1月25日 17時