【トリコ】彼らの愛者ｰハシモノｰ13 (ページ45)

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第0ビオトープの存在ページ45

マンサム「彼はラップ…第0ビオトープの職員だ」

トリコ・小松・ゼブラ「「「だっ、第0ビオトープ！？」」」

『………』

トリコ「IGOの庭は第1から第8までじゃなかったのか？」

トリコたちの驚き最もだろう、世間には知らされない第0ビオトープのことを突然言われたら驚くだろう…マンサムさんは回答する前に、一瞬私の事を見た

マンサム「人間界ではな。第0ビオトープがあるのは、グルメ界だ…なぁ？A」

小松「ぐ…グルメ界…！？研究所…って、こと、は……」

『………まぁ、一応あることだけは知っているが…お父さんには入るなと言われていたから中の様子までは知らないな…』

私の言葉と態度にトリコやゼブラの安堵した様子が見えて、少し悪かったと思う

マンサム「………扱う食材も当然グルメ界の物だ、彼はそこの職員」

トリコ「つまり…グルメ界の環境を克服した者ってわけだ。IGOにまだそんな実力者がいたとはな…」

マンサム「いや、IGOの人間ではない」

『え？』

マンサムさんやレイ局長といたためにIGOじゃないと予想はしていなかったので声を出してしまうとマンサムさんが小さく笑った

マンサム「第0ビオトープで働く者は皆、民間から選りすぐられた少数精鋭…普段、人間界では他の職業を持っている」

『な、るほど……』

マンサム「その数は20人にも満たないが…全員、会長が自ら委託した強者ばかりだ」

トリコ「……オヤジが自ら…」

マンサム「その中の1人はグルメ界と人間界を繋ぐ1本道のワック大陸、三途の道にただ1人、陣取りグルメ界から迷ってやってくる猛獣を食い止める男…グルメ番長、愚衛門…！！」

トリコ「『！！』」

どこかで聞いた名前にトリコと顔を合わせる

トリコ「三途の道…！？確か、サニーの奴が向かうと言っていた場所だな、まさかそいつに会いに行ったのか…」

マンサム「他にも再生屋の与作、研ぎ師メルクも、第0の職員だ…」

『与作さんに、メルクさんまで…』

さっきまでは全く反応しなかったゼブラが与作さんの名前を聞いた瞬間、顔に筋を浮かべて苛立っている

ゼブラ「なぁにぃ～～～～与作だぁ？あのチョーシにのった再生屋か…」

マンサム「ゼブラ、お前は与作の強さを知っているよな」

ゼブラ「ッケ、オヤジの顔を立ててワザと捕まってやったんだよ」

なんて、実際はどうだったかわからないがゼブラらしい返答で私もトリコも、小松くんまでもが苦笑いをしてしまう