絶好のタイミングと親心? ページ27
節乃「…ひょっとしてこのスープを…完成させることが出来るかもしれんと思ってのぉ…だしの具材を見せるために連れて来たんじゃ。」
小松「そ、そんな……僕なんかが完成なんて……」
節乃「うっふっふ…飲んでみたくないか?本物のセンチュリースープ…」
そう節乃さんが放った言葉に、トリコが1番に食いつく。
トリコ「飲んでみてェ!!」
節乃「ふっふ、そうじゃろ、トリコ…時期がいいのじゃ!!!センチュリースープは100年に1度しかその姿を現さん!!ゆえにセンチュリースープ、その時期、タイミングもいい!!」
『なっ…!そんなことが…!』
節乃「あるんじゃよ!A!!スープの情報を詳しく知っとる男が世界中から美食屋を集め、スープの入手を狙っておる!!3人で行って、そしてセンチュリースープを作ってみせろ!!」
トリコ「あぁ…行くぜ!セツ婆!!待ってろよ!!!」
小松「はいっ!!待っててください!!!」
『あぁ、絶対に取ってくる…!』
節乃さんからの情報で私達は決意を抱いて降りようとした時、私は節乃さんに呼び止められる。
節乃「あ、A。おいで」
『?どうしたんですか?』
節乃「これ、心配性のイチちゃんからじゃよ。」
『え?父さんが?何だろう…って服?』
ごそごそと節乃さんはエプロンを探ると小さく圧縮された…服?のようなもの。
節乃「うむ、伝言もあってのぉ……行くのならちゃんと着て行くんじゃぞ。と言っておったじょ。」
『…今から行く場所は寒いってことか…わかった、ありがとうって言っておいてもらっても…』
節乃「いんや、自分で伝えなさい、ほれ。」
そう言いながらスマホを持った節乃さんに私のを渡すとすいすいと慣れた手つきで何かをし終え、スマホ返してくれる
何をしているのか気になったトリコは私達の方に来て画面をのぞき込みながら私が思った以上に機械音痴な事を忘れていたようで少し意外そうな反応だ。
トリコ「ん?まだ追加してなかったのか」
『あ、あぁ…ていうか、なんて送れば…』
節乃「手紙と一緒じゃよ、しっかり心を込めれば…伝わるものじゃ。」
『っ、こ、こんな年になって…照れくさいな…』
節乃「っふっふ……じゃぁ今度こそ行ってくるのじゃ」
『ぅ、うん!ありがとね!!』
2重の意味で背中を押されてお礼を言ってから、私達は今度こそある場所へ向かった。
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reetlu(プロフ) - 齧溪さん» 返信遅くなってしまってすいません…!そう言って貰えると凄く嬉しいです😊これからアイスヘル編入るのでそこのキャラの絡みを是非楽しんで貰えるように更新頑張ります!ありがとうございます🥰 (2021年10月18日 12時) (レス) id: e767c331ed (このIDを非表示/違反報告)
齧溪(プロフ) - コメント失礼します!何度でも評価したくなってしまうほど好きです‼︎これから主人公ちゃんにどんな展開が待ってるのかすごく楽しみです♡応援してます!更新頑張って下さいっ‼︎ (2021年10月15日 23時) (レス) @page28 id: e3fa3152f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:reetlu | 作成日時:2021年9月20日 23時