Sevens....... (ページ41)

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紅一点とIslandFES 4 ページ41

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『髪セットしま～す』

嶺「勝手にどうぞ～」

『嶺亜く～ん、なんか今日冷たくな～い？』

嶺「髪色真似されたので怒ってま～す」

『嘘つけ～、本当はお揃い嬉しいくせに～』

嶺「は？」

『え？』

木村が髪をセットしている途中、一瞬だけ流れた不穏な空気にメンバーたちは息を呑んだ。が、もちろん喧嘩ではなく、たまにあるきむれあ特有の謎のノリ。

直ぐに別の話に切り替わったので、メンバーたちも一安心。

珍しく髪を結んでいる木村はかなり気合が入っているようで、普段は絶対にやらないはずの前髪のセットも入念にしていた。

赤髪、ゴールドのピアス、衣装ではトゲトゲ付きのブーツ…どんどん見た目の治安が悪くなっていく自分の姿に、木村はなぜか鼻で笑っていた。

琳「あれ、らーさんポニテって珍しいね？」

『髪伸びたからね～。ダンス曲もあるからさすがに下ろしてられないな、って』

琳「ポニテも赤髪も新鮮だから、らーさんのファンはビックリするだろうね～」

『どんどん見た目の治安悪くなっていくけどみんな嫌いにならないでね～(笑)』

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そしてライブ本番。

どの曲も失敗することなく予定通りに進み、ピックで滑って転ぶこともなく、初披露のサイレンではブーツのトゲトゲが取れることもなく、演奏中にトランペットを吹こうと息を吸って噎せることもなく、平和に幕を閉じた。

猪「姉さ～ん！！」

『いがり～ん！！！超カッコよかったよ～！！！！』

猪「姉さんも超素敵でした！！！！」

『やだもういがりんったら～！！そんな褒めても何も出てこないよ～！？』

終演後、楽屋の外でキャッキャウフフする木村と猪狩。

ラップが凄かっただとか、トランペットのソロがかっこよかっただとか、とにかくお互いを褒めちぎり合っていた。

そんな2人を見るメンバーたち(特に嶺亜)の目は、何故か氷のように冷たかったらしい。

ちなみに、サマパラの件で当分スケボー禁止になった木村は、HiHi Jetsとのコラボパフォーマンスではスケボーを脇に抱えてひたすらダッシュしていた。

そのなんとも滑稽な姿にHiHi Jetsたちは大爆笑。

かっこいいパフォーマンスの最中に何故か笑いを掻っ攫っていった木村。後日、案の定ファンたちの間ではネタになっていたらしい。

『また〇ikTokでネタにされる…(涙)』

嶺「ドンマイ (笑)」

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