Sevens....... (ページ34)

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紅一点とセクシー今野くんページ34

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「いいよ～！そのまま見つめあおうか！」

『…ふっ』

今「笑うなって」

今日はとある雑誌の撮影。

今回はグループ内で2、3人に別れて撮影をするみたいで、私は珍しくこんぴーとのペアだった。

普段は大光か嶺亜、もしくはその両方というのがほとんどだったので、かなり新鮮な感じ。

絡みは少ないかもしれないけど、別に仲が悪いって訳でもないので、和気あいあいとしながら楽しく撮影…

…と言いたいところなんですけど、実はそうでもない。

『ひぃ……近い……』

今「他のペアもこんな近かったの？」

『らしいよ？』

今「良かったAとペアで。俺大光とかと絶対こんなのしたくない」

『それはそれでしっかり楽しんでそう』

今「あー、そうかも (笑)」

今回は「大人っぽい」とか「セクシー」とかがテーマらしく、かなり距離が近い。

ちなみに、他のペアも距離が近い上にカメラマンさんからの要望がめちゃくちゃ多かったらしい。

さっき楽屋で待機してる時、一足先に撮影を終えて帰ってきた克樹なんて「危うく琳寧とキスさせられるところだったわ…」とげっそりしていた。

あの克樹がげっそり？そりゃ大変だ。(失礼)

そして今、私の目の前でキメキメの表情をカメラに向けているこんぴーなんて、衣装のワイシャツをはだけさせちゃって、鎖骨やら胸元やらが丸見え。

これ、こんぴーのファンは大興奮だろうなぁ。

「いいよいいよ！じゃあ今野くんもうちょっと近付いてみようか！」

今「…え」

『まじっすか？』

「まじだよ！ファンは2人のこういうショットが見たいらしいからね！」

『え？こんぴーそうなの？』

今「なんで俺に聞くんだよ」

そう言いながらも、私達はカメラマンさんに従わないといけない。

意を決したらしいこんぴーが、私の肩に手を添えてぐっと近付いてくる。

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