70 ページ23
緑谷side
揚宇宙さんを麗日さんの控え室へ誘ったのは
さっきの試合で使っていた技について聞きたかったからだ
上鳴くんの無差別放電を
受けていたのになぜ無傷なんだろう
緑｢ねぇ、上鳴くんとの試合で使ってた
無限ってどういう物なのか
教えてもらってもいいかな？
相澤先生が解説してくれてたけど
イマイチ良く分からなくて｣
『そんなこったろうと思ったわ
とりあえずお団子あげる』
彼女はイタズラっ子のように
笑いながらそう言って、説明してくれた
相澤先生の言う通り揚宇宙さんの
積み上げてきた努力と知識量が
あるからこそ扱えるものなんだろうと思った
彼女は簡単に言うが
出来るようになるまでの過程を聞くと気が遠くなる
『個性が宇宙ってさ
なんでも出来るしチートだろ
最近は逆に何したらいいかわかんねぇの』
緑｢その...揚宇宙さんが良ければ
なんだけど僕に手伝わせて貰えないかな？
揚宇宙さんの個性は汎用性が高いけど漠然とし過ぎてる
だからこそ簡単に考えてみるのはどうかな？
今の個性の使い方だと
宇宙っていうより大地って感じがするんだ
一度、宇宙の事にだけ焦点を当ててみる、とか｣
『宇宙に焦点...気づかなかった
あたしバカなんか？
自分に呆れちゃうわ。緑谷ありがとな』
緑｢そっそう言えばさ、
やっぱりかっちゃんとは付き合ってるの？｣
最近名前で呼びあってるし...
と聞いてみたが答えはNOだった
『かつきはそんなンじゃないよ
ただ私が居ることで少しでも
息しやすくなってたらいいなって
思っちゃってんだ。意味わかんねェよな
あぁーいつから恋しちゃってンだあたしは』
話してたらつれぇ
と切なげにも嬉しそうに笑う彼女は
恋する乙女の顔をしていた
『改めて言葉にすると嫌でも自覚しちゃうな』
緑｢僕は幼馴染だけどここまで
女の子と仲良くしてるかっちゃんは
初めてだから僕も嬉しいんだ
個性の事も恋も応援するよ
恋愛感情かは別としても
かっちゃんの中で揚宇宙さんは特別な存在だと思うよ｣
本心だ。かっちゃんは自分の気持ちに
気づけるかさえ怪しいけど上手くいって欲しい
『緑谷あぁ知ってたけどやっぱ良い奴だな、、
私もお茶子みたいに
デクくんって呼んで良い？あたしの事も名前で』
緑｢うん！｣
そこはかっちゃんみたいに、じゃないんだ
気を使われてるのかな
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 133人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
てり(プロフ) - ひよさん» お褒めのコメントありがとうございます嬉しいです！これからも死ぬほど可愛いかっちゃんにするのでよろしくお願いします🥹 (11月27日 17時) (
レス) id: 54c7f690bb (このIDを非表示/違反報告)
ひよ(プロフ) - 凄く面白いです！！これからも投稿頑張って下さい！かっちゃんかわいいぃぃぃ (11月26日 22時) (レス) @page25 id: 11e712b22a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：てり | 作成日時：2023年11月10日 14時
