転生したので大人を頼ろう【爆豪勝己】 (ページ7)

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根｢Aちゃんの熱意は充分伝わったよ
我々も最善を尽くすのサ！ところで、志望校は雄英かい？｣

『今自分でも驚いてるっス
将来の夢は織物職人のはずなのにまるでヒーロー志望みたいに熱くなっちゃいました
まだ時間あるんでじっくり考えようかと思います』

根｢そうするといいよ
だがこれだけは校長からの助言なのサァ！
Aちゃんにはヒーローの素質があるのサ！｣

Aは頭にはてなを浮かべた

根｢この話も、たとえキミにとって漫画やアニメの世界の話でもこうして、現実だと捉えてより良い方向へと考えてくれた

そしてボクを信頼し頼ってくれた
この話は誰にも言わずにおくこともできたが
そうせずに対策も提案してくれたのサ！

この世界のことを考えて行動してくれたその勇気は
ヒーローになるために大切なものなのだよ

キミの個性の話も理子さんから聞いている
ぜひヒーローになって欲しいところだがAちゃんの人生だ

今はよく考えて好きなように生きるのサ！｣

Aは目を見開いた

芸術にしか触れていなかったのでヒーローになりたいと思ったことはなかったが、根津さんの言葉は嬉しいものだった

『根津さん、あたしのお話を疑わずに聞いてくれて、

ほんとありがとうございます

これからどうするかはすぐには答えられないっスけどよく考えていいお返事できるようにしておきます！』

根｢困ったことがあればいつでも待っているのサ！｣

はいこれ、と連絡先を渡された。嬉しい

根｢それと、この件はまだ誰にも共有していないね？｣

『誰にも言ってないっス。もちろん両親にも。
あのふたりは言っても面白がるだけだろうな』

そう言って根津さんと苦笑いした

根｢キミも知っていると思うが
塚内くんとオールマイトには共有しても良いかい？
彼らには伝えておきたいのサ｣

Aはそうして頂けると助かるっス。あ、でも...
と言い淀んだ

『ワン・フォー・オールの継承者、私はもう知ってます

でも知ってる事を知られたくないので
オールマイトにはそう伝えておいてくれますか？
それと、その紙は根津さんが厳重に保管しておいてください』

根津さんはわかったのサ！今日はありがとうなのサ！
と言い、根津さんを肩に乗せて校門へ向かった