転生したので大人を頼ろう【爆豪勝己】 (ページ43)

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緑谷side

緑｢揚宇宙さん、
傷治してくれてありがとう本当にすごいや｣

朝、リカバリーガールに昨日の傷を治してもらおうと思っていたら揚宇宙さんが治癒できるようになったと言って本当に綺麗に治してくれた

『こちらこそありがとな、おかげで自信ついたしもっと進める』

そう言った彼女は遙か遠くを見ているようで
僕らが歩いている中、彼女は先へ先へと走っているように見えた

先程リカバリーガールが言っていた言葉が気になっていた

リ｢アンタかいオールマイトが言っていた揚宇宙ってのは...｣

揚宇宙さんもオールマイトとなにか関係があるのか？

それに昨日かっちゃんと歩いていたのに僕が来た途端逃げるように校舎へ戻っていたし...考えすぎか

緑｢そ、そういえばかっちゃんの傷を治したって
言ってたけど昨日かっちゃんもその、ケガ、してたの？｣

僕との戦闘訓練での傷かと思って聞いてみたら予想外の答えがかえってきた

『いや、昨日の訓練でって、緑谷は運ばれてったから見てないか。昨日の訓練な、轟と障子とチームだったんだけど轟のやつひとりで終わらせやがったんだ

危ねぇから外出てろって、建物ごと凍らせて
悪ぃな、レベルが違いすぎたって言いやがった

もちろん相手チームになのはわかってっけどあたしだってあんなんよゆーだっての！』

昨日の訓練を轟くんがひとりで終わらせたことを思い出して怒ってしまったようだ

緑｢そっそれで、かっちゃんの傷とはどういう、？｣

『悪ぃ、思い出しイライラしちゃったわ

その腹いせに爆豪と久々に特訓したんだよ
全力で向かってきてくれておかげで傷だらけ

爆豪も昨日は荒れてたし私もイライラしてたからいつもよりお互いケガが増えて、治してやったンだよ』

タフネス...！かっちゃんとやり合えるなんて...

緑｢個性把握テストの時から凄いとは思ってたけどかっちゃんとやり合えるなんて...！｣

『まァあたしンほうが強ぇけどな！』

そう言って鼻を鳴らして笑った彼女を見て僕も負けてられないなと気合を入れた