転生したので大人を頼ろう【爆豪勝己】 (ページ21)

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爆豪side

こいつはアホだ

聞きてぇことが山ほどあるこっちからしちゃありがてぇこった

俺はカフェラテを、目ェ女はハニーオレと甘そうなケーキを選んだ

爆｢ンな甘ったりぃもん食ってっから頭も甘ったるくなンだよ｣

『酷いね？美味しい物食べて飲むのがいっちゃん健康ンなんだわ
ハニーオレ、アンタの髪色と似てる。飲む？美味しいよ』

いらねぇわ、と言って俺はずっと気になってた個性について聞いた

『あたしの個性はね、宇宙だよ
簡単に言うと宇宙にあるもんなんでも操れるみたいな、爆豪より強ぇ個性だろ』

そう言って挑発するように悪い笑みを浮かべた

爆｢ハッ！ンなん屁でもねェわ！ぶっ潰してやんよ｣

俺も釣られるように同じ笑みを返したと思う

爆｢ンで、具体的にどんなことできンだ？｣

『う"ーーーんそうだな、
私の体から火とか氷は出せないけど
空気中の物質を操作したら火も氷も作れるし操れる
爆豪の爆破もあたしならどうにか出来ちゃうかもなっ』

イタズラ好きなガキみてぇな笑顔だ

悔しいがそれなりに知識がないと扱えない個性だとわかったから俺は単純にすげェと思った

『なんでも出来そうな個性だろ、
でも今習得しようとしてるやつはできそうで出来ない。何か足りねぇの。もうちょっとなのに焦れったくて仕方ねェの』

爆｢充分すげェじゃねェか
火も風も操れるまで努力したんだろ
俺ァてめぇが焦る理由がわからねェ｣

柄にもねェ事言っちまったな

ほら見ろ。この目ェ女、目ん玉零れンぞ

『えっ？あたしの知ってる爆豪くんじゃない？』

爆｢っとに失礼なヤツだなテメェはよ！！｣

目ェ擦りながらこっち見てくんなアホ女

そこで俺は閃いちまった
俺ァぜってぇこいつの上へ行く
そンためにこいつと特訓だ

こいつから盗める何かがあるかもしんねェ

爆｢おい揚宇宙、この俺様からの命令だ
俺と特訓しろ。俺はテメェの上へ行く。
どんな強固性だろうが必ずぶっ潰す！
俺の上に立てるのも今だけだかンな！！
テメェから盗めるモン全て盗んだらァ！｣

『っ！！』

『上等だわ！爆豪なんかにぜってぇ負けてやんねェ！！』

俺たちはここがカフェだということも忘れて特訓の約束と互いにライバル宣言をした