転生したので大人を頼ろう【爆豪勝己】 (ページ19)

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爆豪side

街がクリスマス一色だ

俺に着いてくる金魚のフンたちは今年もクリぼっちだのなんだのと騒いでいる

くだんねェ。追い込みの時期だぞ

これだからモブは

ケッと悪態を着いてモブ共を置いて帰ろうとした

モ1｢あれ、あそこにいんの揚宇宙さんじゃね？｣

モ2｢七海さんとどっちがタイプ？｣

モ1｢俺は断然ナミさんだな！あのスタイルは神の賜物だぜ！！｣

モ2｢俺は揚宇宙さんだな！！七海さんと並んじまうと見えにくいけど、あれはぜってぇ着膨れしてるだぶへっ！いってえ！｣

爆｢くだんねぇ。ンな話なら俺ァ帰る。よろしくやってろ｣

下品な話は好きじゃねぇ。気色悪ぃ

欲の塊たちとは離れた

『わ！爆豪くんじゃん！やっほ！！』

爆｢あ？｣

声をかけられるとは思ってなかったのでアホな声とツラを晒しちまった

『ンだその顔ウケる』

見た目と口調が合ってなくて更にバグる

それにツボったのか目ェ女は腹抱えて笑いやがった

『くふっ、ちょ、爆豪くっそっそのツラっ
やめっろやっくくっ腹痛てぇっぐふ』

爆｢人の顔みて笑ってンじゃねェこの目ェ女！！｣

しまった、勢いで目ェ女って言っちまった

『ぐふっっ目ェ女て、くくっ
目ェ女ってなんだっよっくっくひひ』

爆｢ふはっテメェ変な笑い方すンだな｣

目ェ女の笑い方おかしすぎてどうでも良くなってつられて笑っちまった

笑い声が止まったかと思えば
目ェ女はその吸い込まれそうな綺麗な目を見開いて俺を見てきた

爆｢ンだよこっち見んなや｣

目ェ女は驚いているようだ

『爆豪くんって笑うんだな、びっくりした』

そう言って微笑んできたから思わず目を背けた

爆｢俺だって笑うわ！！
てめ人のことなんだと思っとンだ！！｣

目ェ女はそれでも楽しそうに笑った