【文スト】闇を知る少女 参

脱力……って云って良いのか最早私にも判らない ページ47

この状況を一言で現すのなら……カオスだろう。



「……。」


「中也くーん?大丈夫かーい?何か頭から茸生えてる様に見えるのだけれどー?」


中原は部屋の隅で体育座りをし頭から茸を生やし←


「センパーイ!一緒にお茶しましょー!」


「はい其処ー。A君の幻影を見なーい。」


樋口は見えないAをお茶に誘い


「怪我して居らぬと善いのじゃが…」


「Aを怪我させた奴は俺がコロス。ツブス。」


「中也君。目が恐い。目が逝っちゃってる。
本気でキレた時のA君並みに目が死んでる。」


「……A並み///」


「あっ、駄目だね。手遅れだ」←


Aと云う単語に異常に反応する中原


「Aは人気者ね!」


「そうじゃのう」


其れ等をニコニコと見守るエリスと紅葉。


「あぁぁぁ!!!中也君落ち着いてぇぇぇぇ!!!!」


暴走する中原を止める森…。


「……。」


如何したら良いか判らず固まる芥川。


「はッ……俺は何を……。」


「ｾﾞｪｰﾊｧｰｾﾞｪﾊｧｰ……さ、流石ポートマフィア一の体術遣い……ｾﾞｪｰｾﾞｪｰ
体力が……並みじゃないし……力、強い……」


「首領?大丈夫ですか?」


「うん……何とかね」


「そう云えば…Aは何時(いつ)帰って来るのかしら?」


「二、三日じゃろう。何、心配しなくともAは帰って来る」


「そうね!!Aだもの!」



「Aセンパーイ!」


「……樋口は如何したンだ?」←


「見えないAさんが見えてる様です…」←


「おっ、おう。」


「(先刻の中也君も……似たようモノだと思う私が居るのだけれど…)」←


Aさんが出張へ行って一日目のポートマフィア。←

出張→←新巻き鮭

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す