嘲笑51 ページ2
「「「おおおおおお！」」」
『っ』
びっくりした何何何。
急に雄叫び発するのやめろ、拍手もいらん。
注ごうとしてた酒が零れたわクソ！
「さ、さすが主…言うことが違います…！この長谷部感動しました！」
「がっはっはっ！粋な台詞じゃのぉ！」
「あﾞるじ…がっごよずぎるぅぅうう！」
……お前ら大丈夫？(頭が)
なんかもうお祭り騒ぎになってるの怖すぎるんだけど。
「じゃんじゃん酒持ってこーい！」
「あまり飲みすぎてはいけませんよ」
「俺の布を取るな…！」
わいわいがやがや。
宴会会場かここは。
刀剣男士達が各々酒や食事、会話を楽しんでる。
この空気に紛れてバレないように抜け出した。
『あ、そうだ』
庭にある枯れていた桜の木。
こっそり近付き、手を当ててそのまま霊力を流し込む。
「う、わぁあ…！」
「っ…これは、驚きだなぁ…」
「夜桜か…綺麗だな…」
ぶわっと一気に桜が咲き誇る。
はい、さすが俺。1発で成功。
宴会みたいなこの空間、枯れた桜の木じゃ似合わんだろ。
『風呂行こ』
賑やかな声を背に向けて俺は風呂場に向かう。
…あいつら声でけぇな！ここまで来ても聞こえるわ。
ま、それだけ楽しくて仕方ないんだろ。
服を脱いでさっさと風呂に入る。
湯船に浸かって小さく息を吐いた。
『……』
俺今日働きすぎじゃね？
病み上がりなんだけどこの量をこなせるって…さすがすぎる拍手を送りたい。
『…ふぅ』
脳裏に浮かぶのは嬉しそうな、楽しそうなあいつらの顔。
……らしくないことをした。
桜のことも、何もかも。
じくり、と痛む"背中の傷"。
とっくに治っているはずなのにたまにこうして痛みが出る。
まるで呪いだ。
『嫌になる』
これを気にしてる自分も、"アイツ"の顔を忘れることが出来ないのも。
『……』
…まだ準備が足らない。
これじゃ全然、アイツに届かない。
俺は、この痛みに誓って……―――――。
『……ッ』
痛みを掻き消すように顔を洗う。
さっさと洗って出る、そして寝る！
マッハのスピードで風呂を済ませたら自己新記録を出せたやったね。
髪は自然乾燥でどうにかなる。
美容に関して興味もない。
なのに俺はこんなにもイケメン。
すまん、俺がイケメンすぎて。
自画自賛しながら歩いていくと審神者部屋の前に1振の刀剣男士がいることに気づいた。
…遠目だとわからねぇ。
俺の存在に気づいたのかこっちに駆け寄ってくる。
いや待てその勢いだとぶつかる、ぶつかるから！
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ぷにぷに左衛門 - とても面白いです！他のキャラとの絡みもお願いします！ (2021年5月12日 22時) (
レス) id: b1fc0b4e72 (このIDを非表示/違反報告)
akithin.(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！ (2020年9月30日 21時) (レス) id: e324714dd9 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - めっちゃ面白いです！！我が儘を承知の上で話しますが、、、夢主が抱かれそうになるってのはないですかね() (2020年3月23日 10時) (レス) id: 5c0092d459 (このIDを非表示/違反報告)
みけつ(プロフ) - 加州の反応がオタクすぎるwww (2020年1月31日 0時) (レス) id: db6cc2cfa5 (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - 咲羅さん» コメントありがとうございます！体調まで気遣って下さり感謝しかありません。とんでもないです！コメントして下さってありがとうございました！とても励みになりました。これからもよろしくお願いします！ (2019年10月1日 21時) (レス) id: c9b2a222e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七海 | 作成日時：2019年10月1日 12時
