【刀剣乱舞・男主】嘲笑して、はい、こんにちは

嘲笑48 ページ49

『あ、そうそう』


やっべ、こんなことしてる暇じゃなかったぜ。
人間の三大欲求の1つを満たしたいんだった。


『腹減ったんだけど、飯食おうぜ飯』


なんか全員目を見開いてんだけど。
え、俺変なこと言った？言ってない。


「ご飯…食べても良いんですか？」


あー、そういう感じね？！
確か五虎退も箸の使い方わかってなかったわ。
確かに刀剣男士って人間じゃないから食わなくても良いのか。


『え、いらんなら良いけど』


普通に1人で食べるし。
むしろ準備とか片付けとか1人の方が楽だし。


「た、たべます！」


「鳴狐、久しぶりですねぇ！」


「……うん」


すげぇ雰囲気がきゃっきゃキラキラしてる。
前任あんだけ太ってたのって食いすぎが原因？
そりゃあんだけデブになるわ…うえぇ。
俺は食っても動くから？そこんとこよろしく！


『俺普通に全員分用意するの無理。誰か料理出来るやついないの？』


「そこは僕に任せてよ…！」


びっっっ…くりした…。
突然立ち上がったのは燭台切光忠。
え、コイツこの見た目で料理出来るんだ(偏見)
楽しみで仕方ないのか桜がほわほわ舞ってる、料理に入れんなよ。


「あと歌仙くんも」


「…仕方ないね」


ほお〜、歌仙兼定は何か出来そうな見た目してるわ(偏見)


「主！その御役目、どうかこの長谷部にも！」


『好きにすれば良いと思う』


よっしゃあ！とでも言いたげにガッツポーズをする長谷部。
周りにいる男士達がおお〜！と拍手を送ってる、何だこれ。


「良かったね、長谷部くん…！」


どこから出したのかハンカチで涙を拭っている。
え、長谷部のお母さん的ポジションなの？


『料理はこの3人に任せるけども、お前ら準備はやれよ。しないヤツ飯抜きだから。俺がソイツの前で美味そうに食ってお代わりするから』


これ最高に嫌だよな俺ならキレる。
準備しなかったらマジでやるから。


『じゃ、始め』


わー！と駆け出す短刀達。
それに続いて脇差、打刀、太刀…機動順？

俺も3人と一緒に台所に向かう。
適当に政府に材料貰ったから何かしらは作れると思うんだよな。


「主！主は座っていてくれれば良いですからね！この長谷部が主の分まで動きます！」


『マジ？助かる』


「っ〜〜〜！！！」


なんか知らんけどめちゃくちゃ喜んでる。
桜がすげぇ舞ってるし。


「長谷部ぐんﾞ…っ」


「…大丈夫かい？」


俺も歌仙と同じこと思ってた。
この状態で料理出来んの？
長谷部はまず桜をしまって欲しい。

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