【刀剣乱舞・男主】嘲笑して、はい、こんにちは

嘲笑38 ページ39

「ちょちょ、もう良くない？！ねぇ！」


『うわ』


俺と三日月を清光が引き剥がす。
なんじゃお前は急に。


「良くやった加州。君がやってくれなかったら俺がやっていた所だったぞ」


「さすがにちょっとね…見ていられなかったし」


何言ってんだお前ら。
言っとくけどお前らの方がスキンシップ高すぎだからな？
キスばっかしやがってよ…アッ、俺もか。てへ。


『そういや、俺ってどんくらい寝てたの』


「1週間です…僕、心配で心配でぇ…」


結構寝てたなおい。
まぁでも、体力霊力底尽きて1週間で回復出来れば良い方かねぇ。腹減ったわ。

んで五虎退は俺に抱きついてくるのやめろ。
ちょっとウザったいし俺病人ね、一応。


『あー…来るな』


「？…来る？」


『そうそう。馬鹿で低脳な…』


ガラッと襖が勢い良く開く。
仮にも人ン家だぞ、優しく開けろや。


「AA様」


『政府の犬が』


えー！まさかの3人で来ちゃったんですかァ？
1人の審神者相手に？ええええ？

にやり、と口角を上げる。
政府の犬って単語聞こえたかな〜めちゃくちゃこめかみピクピクしてるよ〜。


『よいしょっと』


「主様…！」


『大丈夫大丈夫』


案外すんなり立てた。
自分の筋力褒めたい。


『ちょっと部屋、変えようぜ。ここじゃギャラリーが多すぎる』


「主…」


三日月にくいっと服の裾を引かれる。
心配そうに揺れる瞳が俺を映した。


『ちょーっと話するだけだから、な』


そう言えば服から手を離す。
よし、良い子良い子。
頭を撫でてやろうじゃないか。


『行ってきまーす』


廊下を政府の奴らと歩く。
なんだこれ気まず！！！


「随分と手懐けたようですね？」


『まぁな』


なんだそれ。
クソつまんねぇ質問すんな。
低脳か？…低脳か。


『ここでいいだろ』


空きがある部屋に入り、軽く霊力を流しながら結界を貼る。
内容によってはあまり聞かれちゃいけないからさ。

え、「そんなことも出来たの？」って？
出来るのよ〜ほら、俺って天才だから？
惚れてくれても良いぜ、なんつって。

軽く距離を取って座る。
今から喧嘩でもすんのかってくらいの雰囲気。
まぁ、合ってるかもしんねぇな。


『で、何かな〜？わざわざ政府の役人サンが足を運ぶなんてサ』


「貴方もわかっているはずだ。何故我々が此処に来たのか」


『えぇ…っ俺わかんねぇなぁ』


人に言わせようとするってどうなの？
自分から何も言えないの？
お人形さんですか〜？
使えな！！！

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