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雅紀「わっ、どうしよ！どうする！」
雅紀が慌てて抱き上げる。
腕をゆりかごにしたり、高い高いをして泣き止ませようと奮闘する。
雅紀「しお〜んどしたの〜」
自分の子供みたいに全力であやす。
汐音は全力で泣き続ける。
和也「…腹減ったんじゃね？」
潤「俺ミルク作るわ」
潤くんがさっと立ち上がりキッチンに立つ。
粉を熱湯で溶かし、飲める温度になるまで冷ます。
さっきのお手本を一回見ただけでさっとこなす。
何年経ってもかっこいいよなぁ。
潤「…俺は作るだけだからな」
智「…」
潤「飲ませるのはお前だぞ」
智「…へぇへぇ」
ちょうどいい温度になった哺乳瓶を受け取り、あぐらの上に汐音を乗せる。
ゴムの部分を口元に近づけると、口に含んで吸い始めた。
この場面を男5人がジッと見つめる。
そんなことはお構いなしに汐音は勢い良くミルクを飲み干していく。
翔「すっげえ飲みっぷり」
潤「こんだけ腹減ってたら泣くわ」
雅紀「大ちゃん今めっちゃパパっぽい！」
次々ぶちまけられる感想をボーッと聞いてたら汐音が「うー」っと唸り始めた。
和也「瓶の角度、傾けないと吸えてないぞ」
残り少なくなったミルク。
傾け方が甘くて底に溜まってる。
和也「怒られてっぞ」
智「…っせぇな」
あっという間に飲み干した。
潤「ゲップ」
そうだ、ゲップさせねぇと。
背中をトントン叩くけど、なかなか出ない。
30回くらい叩いたあと、ようやく小さなげっぷが漏れた。
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雅紀「やっぱパパんとこが一番落ち着くよね」
あぐらの上で寝る汐音の頭を撫でながら雅紀がポツリと呟く。
雅紀「俺時間あるときは来るからさ、遊び相手なら任せてよ」
智「…おう」
雅紀「翔ちゃんもきっと遊んでくれるし、松潤はミルク作ってくれるし、カズは汐音の気持ちわかってくれそうだし！」
カズ「何で俺だけそっち系なんだよ」
雅紀「…だから、大ちゃんの子だけど、みんなで育てよ。出来ることは手伝うからさ」
智「…サンキュ」
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風呂に入ろうと思い雅紀に汐音を預けようとしたら起きそうになる。
雅紀のあぐらの上に直接置いてバスタオルと替えのスエットを持ちリビングから出ようとすると再び泣き始めた。
雅紀「1分で戻ってきて！」
智「アホか無理言うな！」
出来るだけ急ぎ6〜7分でリビングに戻る。
4人が輪を作ってる。
雅紀「また寝たよ」
今度はカズのあぐらの上でスヤスヤ寝ていた。
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チェリー(プロフ) - 汐音ちゃんがどんな風に育つのかがとっても気になります！この作品はお山のてっぺんから見させていただいていて、他にも、ふたまたさとしなども、本当に大好きな作品です！！また、ちおさんの作品まってます！長編作、お疲れさまでございました！！ (2018年3月10日 10時) (
レス) id: a0fb27e534 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー(プロフ) - 完結おめでとうございます！！んもーーーーー、本当に！良かった！！の一言です笑 主人公が亡くなってしまってからの智くんの気持ちが痛いほど伝わる書き方、本当に素晴らしいなと思いました！夢で良かった。本当に。 (2018年3月10日 10時) (レス) id: a0fb27e534 (このIDを非表示/違反報告)
ちお(プロフ) - うぴさん» 夢でした！夢の中で得た経験を現実世界でも発揮してくれると思います(^^) (2018年3月9日 16時) (レス) id: 06dd6ecca4 (このIDを非表示/違反報告)
ちお(プロフ) - ちはるさん» ファンだなんて…嬉しいお言葉をありがとうございます！今回の更新で完結となりました。最後まで読んで頂けると幸いです。 (2018年3月9日 16時) (レス) id: 06dd6ecca4 (このIDを非表示/違反報告)
ちお(プロフ) - すりおろし梨。さん» 智くん自身、未だに現実と夢の区別がつかなくなることもあるみたいですが…、夢というオチでした(^^) (2018年3月9日 16時) (レス) id: 06dd6ecca4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちお
| 作成日時：2017年12月30日 17時
