【短編集】賑やかな彼らと。2

おうちデート feat. てつや ページ31

湊 様リク


＊てっちゃんとは付き合ってる設定
＊てっちゃんとは同棲中
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Aside

撮影のないある日の午前中。ソファの上でスマホをいじっていると、ドタドタと騒がしい足音と元気な声が聞こえてきた。


て「Aー！！聞いて聞いて！」

「…なーに？」

て「今日は雨が降ってるので、家で映画鑑賞会しまーす！」


にこにこと楽しそうに話すてっちゃん、何企んでるんだろう、


「…いいけど、なんで急に？」


そこでてっちゃんは待ってましたと言わんばかりに顔を輝かせた。

そして雑誌を1冊持ってきて、折り目の着いたページを開いて私の前に突き出した


て「これ！！」


そこには『ラブラブ♡家デート特集』と大きく書かれていた。


て「なんか、外だとあんまイチャイチャできんやん？でも家なら、Aと好きなだけイチャイチャできる！どう？最高じゃない？」

「…………」

て「ってあれ？A？…キモい？キモかった俺？」←


ぺらぺらと楽しそうに話すてっちゃんを黙って見ていたら、言ってる本人も恥ずかしいのか、しゅんとし始めた


「…ふふっ、ほら」

て「…え？」


しゅんとしたてっちゃんの前で両手を広げると、きょとんとするてっちゃん。


「イチャイチャするんでしょ？」

て「……っ」

「わっ、」


状況を理解したのか、勢いよく抱きついてきた。


て「あ、えいが…」

「…見たいの？」

て「いい！」


映画のことを気にするてっちゃんに見たいのか聞けば、ぶんぶんと首を横に振って、抱きしめる手をぎゅっと強めた。


「…てか、イチャイチャって、具体的になにするん？」

て「え？もちろんこれでしょ！」


何かと思えば、とんってソファに押し倒された。


「…え、まさか、するとか言わんよね、？」

て「おー、わかってるやん笑」

「え？さすがにバカすぎない？まだ午前中だよ？」

て「いいやん、このまま何ラウンドかしよ、」


なんだこのバカは、バカすぎじゃない？え？


「…ちょっ……待ってって、」

て「んー、むり、」ﾁｭ

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