【短編集】賑やかな彼らと。2

過呼吸 feat. としみつ ページ29

美夢 様リク

＊てっちゃん家に居候設定
＊起きたのはてっちゃんの部屋のベッドの上。
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Aside


「うざ、最悪」
「最低、見損なったわ」
「何考えてるか分かんないし、きもい」
「お前なんか要らない」
「邪魔、消えろ」
「死ねばいいのに」


「…っはぁ、」

嫌な夢を見た。みんなが私から離れていく夢、

そんな事ないってわかってるけど不安で、でも声を出す気力もなくて、スマホを手に取り、適当に電話をかける。


ﾌﾟﾙﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙﾙ……ﾂｰﾂｰﾂｰ…


家にいるはずのてつやにかけたのに、繋がらない。

なんでどうして、やっぱり夢じゃなかった、？見捨てられた、要らないってこと？


「…ち、がう、あれは夢で、」

てつやは撮影中だから、


そう思って言い聞かせても、不安は大きく膨らんで襲ってくる。

ほんと？ほんとにあれは夢だった？私は本当に1人じゃない？


「…ひとりじゃ、ない…っ」



あれ、息ってどうやってするんだっけ、



「はぁ……っひゅっぜぇ……」


苦しい、苦しい苦しい、だれか助けて


「…ぅあ……ひゅっ…げほっ……ひゅー…っ」


苦しい、と思った時にはもう、まともに呼吸ができなくて、手足が痺れてくる。


朦朧とする意識と震える手でスマホを握って、適当に電話をかける。


「…ひゅっ……ぜぇ…はぁ…っ」


自分じゃ治し方が分かんなくて、息苦しさに耐えて待って、

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