【短編集】賑やかな彼らと。2

大人 feat. ざわくん ページ12

ちょっと重めの過去がある感じですかね、？(((

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Aside

あぁ、またやっちゃった。

どうして私はこんなにだめなんだろう、


「……っ…」


虫「A、手！｣


「……あ、ごめ、」


こういう気持ちになったのは久しぶりだった。

よく怒られていた小さい頃のくせで、手を強く握っていて、手のひらに爪のあとが出来ていた。


虫「…大丈夫、？」


虫さんが呆れたようにため息を漏らす。


「ごめ、大丈夫、大丈夫だから」


嫌われたくないから、必死で取り繕って。


虫「ねぇ、それ癖？」


「…どれ、？」


虫「手、強く握るのと、すぐ大丈夫って言うの」


「ぁ、ごめ、」


虫「あとそれ、謝るのも。別に嫌とかじゃないよ、ただ、なんでかなって、」


「えと、癖、かも、昔の」


虫「そっか、」


嫌われた訳じゃない、と安心した。

でもきっと、この癖を治さないと、そのうち見捨てられる、あのときみたいな思いはしたくない。


「…治したい、だけど、どうしたらいいかな、」


虫「違ったらごめんなんだけど、A、たまに、なにかに怯えてるように見える時があるんだよ、Aの過去にどんなことがあったかはわかんないけど。」


『怯えてる』そう言われて私を殴る人達がフラッシュバックした。


虫「それは今も、そうなんだけど、」


そこまで言って私をちらりと見た虫さんは、優しく私を抱きしめた。


虫「でももう、怯えなくていいんだよ、大人になったから。大人なら、救ってあげなよ、子供の頃の自分を。「もう、大丈夫だよ」って」

虫「それが、強くなってく近道かなって、僕は思った。でも、Aのペースでゆっくりでいいんだよ、いつか、子供の頃の自分に胸を張って「今幸せだよ」って言えるようになれたらいいね。」





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終わり方が分からんんん(((殴


虫さんにはこういうことを教えてもらいたい。()

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