負けるな、私 ページ9
『とにかくごめん。
どこまで本気なのか知らないけど
私の気持ちは変わらないから。
じゃあ、もう真吾くんは帰って』
真吾「そんな。じゃ、じゃあ！
恋愛ゲームの企画を考える為にも
僕と疑似恋愛してくれませんか？」
『はぁ？何言ってるの？』
真吾「ななちゃんから
恋愛シミュレーションゲームは
ベタが１番だって言われたんです。
だから、女性にとってのベタとか
キュンとするポイントを
僕もちゃんと理解したくて」
『それなら、私なんかより
ななちゃんに教えてもらいなさいよ』
真吾「お願いします。
涼宮さんが恋愛しない理由は
わかりませんが、
恋をすることが怖いとか
過去の恋愛引きずってるとか、
一歩踏み出せない女性にゲームを通して
恋をする喜びを伝えたいなって思って。
かく言う俺も涼宮さんを好きになって
毎日すごい幸せですし」
『気持ちはわかったけど、
だからって無理なものは無理。
はい、そしたら私仕事するから
真吾くんは帰った、帰った』
…
真吾くんを半ば無理矢理追い出し、
私は曲作りに勤しむ。
ただ、何度も真吾くんの言葉が
脳裏でリピートされてきては
作業が中断されて。
過去に囚われて
一歩踏み出せない
それはまさに私だ。
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こちいこ(プロフ) - みはるさん» みはる様、コメントありがとうございます！需要ないと思いながら書き始めたので嬉しいです。なるべく更新止めないように頑張ります！ (2021年8月7日 16時) (
レス) id: a9b3fdfb3a (このIDを非表示/違反報告)
みはる - 初めまして。このお話面白いです！続き楽しみにしてます！更新頑張ってください。 (2021年8月7日 14時) (レス) id: 5d16bd346f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こちいこ | 作成日時：2021年7月25日 20時
