目に毒なイケメン ページ44
朝、目が覚めると
悲鳴を上げそうになった。
だって、
真吾くんが私のベッドで
頭だけ乗せて寝ていたから。
…え、ナニガドウシテコウナッタノ？
とりあえず、
掛け布団にくるまってから
『真吾くん、真吾くん！！起きて！』
真吾「…ん？ふわぁ〜…え！！！
え、なんで…アレ…？」
『あれ？じゃないよ！
どうしてここで寝てるの！？』
真吾「え、…うーん…
あんまり覚えてないんですけど…
喉が乾いて起きた時、
涼宮さんの様子を見に行ったら…
泣いてたんです」
『え、？私が！？
…ってなんで様子見にくるのよ…！』
部屋着にすっぴん見られてるじゃん！
真吾「それは…すみません…
ゆ、誘惑に勝てなくて…
…で、涼宮さんが泣いてたから
もしかしたら辛いことがあった時も
いつも一人で泣いてたのかなって思ったら
涼宮さんをひとりにできなくて」
『…わかった、もういいわ。
この件はおしまい。
着替えるからそっちの部屋に行って』
(部屋越しで)
『あと朝ご飯はご飯派？パン派？』
真吾「え！ご馳走してくれるんですか？
涼宮さんにお任せします！」
『そんな大したものは作れないよ？
…で、待ってる間、
シャワー浴びてきていいから。
布団の脇に置いておいた服、
男女兼用のフリーサイズだから着れると思う』
真吾「そんな、お構いなく！
酔い潰れて泊めてもらっただけでも
随分迷惑かけちゃいましたから」
『まぁ、今後は気をつけなよ？
はい！お風呂はリビング出て左！』
真吾「じゃ、じゃあ、お借りします」
私も急いで洗面所で顔を洗い、
簡単に化粧をしてから
朝食作りに取り掛かった。
ちいちゃん家に行くと
いつも美味しいご飯が出てくるから
私は休みの日だけは
必ず自炊するって決めてる。
お味噌汁の味見をしていると、
お風呂から真吾くんが出てきた。
ちらっとそちらを見ると、さすが
水も滴る良い男、と言われる人種だ。
どことなくアンニュイな雰囲気に
こちらがドキッとさせられてしまう。
それに、ふわふわしてそうな頭。
触ったらどんなかな…
なんていう煩悩を頭を振って消し去る。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 16人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こちいこ(プロフ) - みはるさん» みはる様、コメントありがとうございます！需要ないと思いながら書き始めたので嬉しいです。なるべく更新止めないように頑張ります！ (2021年8月7日 16時) (
レス) id: a9b3fdfb3a (このIDを非表示/違反報告)
みはる - 初めまして。このお話面白いです！続き楽しみにしてます！更新頑張ってください。 (2021年8月7日 14時) (レス) id: 5d16bd346f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こちいこ | 作成日時：2021年7月25日 20時
