どうしたもこうしたも ページ18
雄島「もはや友達の彼氏に
言うような台詞だね。
僕はずっと、気になってるのはキミだって
言ってるのに」
『残念ですけど、
私にはそういうの通じませんから
他をあたってくださいね』
雄島「僕さ、
なんか気に触るようなこと言った？」
『いえ？
仕事ぶりはまだ知りませんけど、
雄島さんの言動に関しては
信用できないなって思って』
雄島「なんで！？」
『逆にどうしてまだ知りもしない人を
最初から信用できるんですか？』
雄島「…うーん…。そうやってさ、
人を疑って生きるのって
生きづらくない？疲れちゃう気がするけど」
…痛いところ突かれた。
『けど、信じた結果に裏切られたら
傷つきますから。
はい！この話しは終わりにしましょっ！
そろそろシメに何か…』
雄島「手強いなぁ。でも、わかった。
シメは何派？デザート？それとも麺系？」
『んーじゃあ、いちごのシャーベットで』
酸味と甘さが絶妙なデザートに
夢中になっていると、
じーっとこちらを見てくる雄島さん。
…
『そんなに見られると食べづらいです。
雄島さん、早く食べないと麺が伸びますよ』
雄島「…うん、そうだね」
そう返事したくせに
ちょいちょい視線を送ってくる。
『…もう！食べづらいですってば』
雄島「ごめんごめん。
ほんと何食べててもいい顔してるからさ」
『あんまり嬉しくないんですけど』
雄島「なんで！？
最初にも言ったけど、
こんな顔してくれるなら連れてき甲斐あるし
独り占めしてたいって思う。
絶対、涼宮さんモテるでしょ、」
『残念っ、ハズレです〜。
まぁ、モテないからこそ
プライベートの時間も仕事に打ち込めるっていう
利点があるんですけどね！』
雄島「じゃあ、これからも
ここの席は僕のために空けてて欲しいな」
『はい！？」
雄島「奢るからまた一緒にご飯食べたい」
『…いやですよ、そんなの」
雄島「えー、…
こんなに頑なに拒まれたの初めてだよ。
ねぇ、理由は？
まだ信用ができないから？」
『雄島さんだからっていう理由と
そうじゃなくても嫌だっていう理由の
２つあるんですけど』
雄島「…言うねぇ。…それは、何？」
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こちいこ(プロフ) - みはるさん» みはる様、コメントありがとうございます！需要ないと思いながら書き始めたので嬉しいです。なるべく更新止めないように頑張ります！ (2021年8月7日 16時) (
レス) id: a9b3fdfb3a (このIDを非表示/違反報告)
みはる - 初めまして。このお話面白いです！続き楽しみにしてます！更新頑張ってください。 (2021年8月7日 14時) (レス) id: 5d16bd346f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こちいこ | 作成日時：2021年7月25日 20時
