46羽 ページ46
奈緒「A〜！」
ようやくみんなと合流した私たち。
気付けば、団体御一同様ってレベルで
大所帯になってた。
結果として、
女バス、男バス、男バレが集まっちゃったから。
どうやら奈緒は私が不在の間、
蛍と山口くんと3人でおしゃべりしてたらしい。
気になってたから聞いてみたら
蛍と山口と奈緒は小学校が同じだったんだって。
昔話に花咲いたってやつ？
それに、
翔くんと影山くんが買ってきたたこ焼きを
みんなでつまんでたみたいで
退屈してたわけじゃなさそうだったことが
幸いだったわ。
お土産にチョコバナナも渡したしね。
あ、すごいびっくりしたことと言えば
チョコバナナ奢ってくれた
気前の良いお姉さんが実は
龍先輩のお姉さんだったの。
言われてみれば顔も性格もそっくり！
見た目、ちょっと派手な感じなのに
太鼓を叩く姿は真剣で、
動きもビシッと決まってて
すごいカッコよかった。
生音にビンビン鳥肌がたってた。
終わったあと、みんなで声をかけたら
冴子「龍！あんたら来てたんだ！」
夕「冴子姉さん、お疲れっス！
今日もマジでカッコよかったッスよ！」
冴子「おぉ！さんきゅーな、夕」
こんなやりとりを見てると
夕って年上女子に
手のひらで転がされてるのが
好きなんじゃないかって思う。
冴子さんと潔子さんみたいに
クールにあしらわれるのを
内心楽しんでるっていうか。
やっぱり夕の気持ち
よくわかんないなぁ。
もしかしたら変な顔をしてたのかも。
奈緒が蛍と山口くんと
ヨーヨーすくいに誘ってくれた。
4人で歩くと必然と
私と蛍、奈緒と山口くんのペアになって。
蛍「ねぇ、結局んところ、
西谷先輩とどうなってんの？」
『え、？それいま聞くの？』
蛍「ほかに聞くタイミングなんてないでしょ」
『ま、まぁ。
結局のところ…、仲のいい先輩と後輩だよ。
それ以上でもそれ以下でもない』
蛍「ふーん。
西谷先輩はそう思ってないと思うけど。
つかさ、さっきほんとに
ひとりで待っててなんもなかったわけ？」
どういう意味か聞きたかったけど、
急に話の内容変えるから
話広げる勇気が出なくて。
『あ、夕を迎えに行った時のこと？』
蛍「うん。めっちゃ見られんだけど」
『え？それは蛍がイケメンだから
みんなが見てるんでしょ？
さっきから私、女子の冷たい視線すごい感じてるし』
蛍「本人に向かってイケメンって…。
自覚ないの？
すげー、男たちから睨まれてんだけど」
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こちいこ(プロフ) - 麗さん» 麗様、閲覧及びご指摘大変感謝いたします。及川さんのお名前変換ミスについてはごめんなさい。気づいたところは修正いたしました。また気が向いたら続きを読んでいただけたら光栄です。 (2020年9月26日 23時) (
レス) id: a9b3fdfb3a (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 所々名字が変換されてたりされてなかったりしてます。 及川さんの名前漢字が違います。 (2020年9月26日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こちいこ | 作成日時：2020年9月23日 22時
