不思議な人 ページ11
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この伏せ目がちに話すあたりも
女子にモテる理由なんだろうな、
テレビ
柏木社長「最近の買い手市場では〜〜〜」
あ、柏木コーポレーションの社長だ。
この人、うちの川村製薬の
社外取締役なんだよね…
挨拶程度にしか話したことないけど
ほんとやり手だと思う
リストラもどんどんしちゃうし
何気なくテレビを見ていたんだけど
ふと隣を見ると
柏木さんがどこか曇った顔をしていて。
「柏木さん？どうしました？」
柏木「あ、いえ。なんでも、ないです。
…あ、やっぱり、
ちょっと聞いても良いですか？」
「あ、どうぞ。なんでしょうか？」
柏木「…川村さんはご両親の意見と
ご自身の考えが違う時、
どのようにしていますか？」
「え？意見が違う時っていうことは
何か反対をされたりとか
命令されたりとかってことですか？」
柏木「…まあ、そんなとこです」
「私は…やっぱり両親、
というより父には逆らえないことが多いです。
だから、渋々従っています。
…ですが、それと同時進行で
自分のやりたいことを進めて
いつか認めてもらえるような結果を残せたら、
もう少し私を認めてくれる気がするので
なんとかもがいてますね。
こんなんで回答になってますか？」
柏木「ええ！とても！
やっぱり川村さんはすごいですね」
「何がですか？」
柏木「いえ、なんでもないです。
…それより！これ、手羽先美味しいですよ！」
「そう、なんですか？」
急にニコニコし出した柏木さん。
とりあえず、私の答えで
満足してもらえたということなんだろうか。
その後も私と柏木さんは
たわいない話をして解散になった。
私の家はここからタクシーで30分くらい。
タクシーが来たのを確認し、
「それでは、柏木さん、
今日は本当にお疲れ様でした。
次からの打ち合わせも
よろしくお願いします」
そう言って頭を下げ、
車に乗り込もうとした時、
柏木「あの！川村さん！
やっぱり僕も乗っても良いですか？」
…え？
さっき、電車で帰るって言ってたのに
「あ、もちろんです。
お家、どちらの方ですか？」
柏木「実は大崎なんです」
「え、じゃあ、ここから近いじゃないですか！
どうぞどうぞ！」
柏木「すみません…
僕の方が先に着いちゃうので
なんか申し訳なくて」
「そんなの気にしないでください。
私が遠いだけなんで」
柏木「川村さんはどちらなんですか？」
「洗足池です。何もないところですけど」
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こちいこ(プロフ) - あまぐりさん» あまぐり様 コメントありがとうございます！こんな小説でも楽しみにして下さる方がいて光栄です。なかなか読者様の希望の展開にはならないかもしれませんが、悩みながら完結まで持っていきたいと思います。頑張りますね！ (2018年11月13日 18時) (
レス) id: 0b60cb1e95 (このIDを非表示/違反報告)
こちいこ(プロフ) - さかなちゃんさん» さかなちゃん様 コメント、そして嬉しいお言葉ありがとうございます。内容について、確かに祐一の心境の変化が起きるような描写、ないですね汗 自分で描いているのに、祐一がいつ夢主を好きになったのかわかりません…少し内容直しながらもう少しだけ頑張ってみます！ (2018年11月13日 18時) (レス) id: 0b60cb1e95 (このIDを非表示/違反報告)
あまぐり - この小説の続きを楽しみにしているので続けて欲しいです。最後2人がくっつくところまでぜひ見たいです! (2018年11月13日 15時) (レス) id: 7a66204288 (このIDを非表示/違反報告)
さかなちゃん(プロフ) - 続けて投稿すみません。祐一の心境がどのように変化したのかが知りたいです。主人公にどう惹かれていっているのかがわかれば、さらにキュンとします。頑張ってください！ (2018年11月13日 14時) (レス) id: 6abe047d30 (このIDを非表示/違反報告)
さかなちゃん(プロフ) - この小説が好きで、更新楽しみにしてたので更新してくれて嬉しいです！ この小説のことが好きなので、是非最後まで続けて下さい！ (2018年11月13日 14時) (レス) id: 6abe047d30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こちいこ | 作成日時：2018年9月10日 8時
