Ep.32 ページ33
本郷「こちらは柏桜会グループ、会長、
桜庭麗子さんだ」
桜庭麗「息子の瞬がこちらで
大変お世話になってるそうで
ありがとうございます」
嘉島「いえいえ。とんでもございません。
実に優秀な息子さんでしてね、
さすが桜庭会長の御子息ですね」
(小さな声で)
朝倉「２軍、３軍とか言ってた奴は
どこのだれよ、」
桜庭母「いますぐ、ここをやめて
イギリスに留学しなさい！」
桜庭先生の元にいき、傷を見ると
桜庭母「こんな怪我までして。
何かあったらどうするの…。
.
貴方に救急医は向いてない！
うちのグループを継ぐための
経営だけ学んでおけばいいの。
来週、寮に迎えに行くから
荷物まとめておきなさい」
桜庭「あっ、俺は…
本郷「たしかに！！
会長が仰るとおり、彼には救急医は
向いていないかもしれませんね。
自分ひとりじゃ、
胸腔穿刺も中心静脈確保も気管挿管も
できないような医者は…。
救急医とは言えない」
…
桜庭母「指導医の先生と意見があったようで
良かったです。失礼します」
嘉島「おいっ、お見送りだ」
日勤組がぞろぞろとお見送りに出て行く。
.
.
桜庭「あの…、僕は！…救急医になりたいんです！
…変わらずここで働かせてください。
お願いします」
そう頭を下げる桜庭先生。
本郷「桜庭…お前、ここにきて
一体なにができるようになった、？」
桜庭「あ、それは…」
本郷「足手まといになるような奴は
ここには要らない」
それだけ言うと本郷先生は出て行ってしまった。
私は急いで駆け出した。
『桜庭会長！いえ、桜庭先生のお母様！
待ってください！！』
嘉島「なんだ、突然！」
『私は救命医の柚月Aと言います。
桜庭先生が腕に傷を負ってしまったこと
桜庭先生の同僚として、
心からお詫びします。
申し訳ありませんでした！』
桜庭母「なぜ、
あの子が怪我をしたのかは聞いてるわ」
『私が患者に襲われたところを
桜庭先生が身体を張って助けてくれたんです。
だからこそ、怪我を負わせてしまったこと、
本当に申し訳なくて。』
桜庭母「柚月先生だっけ？
あの子があなたを助けたくて助けたんだから
別に謝る必要はないわ。
でも、あの子はちょっとの怪我でも
大惨事になりかねない爆弾があるの」
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こちいこ(プロフ) - ゆかりさん» ゆかり様 コメントありがとうございます。なかなか物語が進められず…オリジナル感もなくって感じですけど、引き続き楽しんでもらえたら嬉しいです。 (2021年8月24日 16時) (
レス) id: a9b3fdfb3a (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - すごく面白いです！更新頑張ってください！ (2021年8月24日 15時) (レス) id: 546ce68c7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こちいこ | 作成日時：2021年8月16日 8時
