第10話~回想~ ページ10
そして一ヶ月。僕たちは白いタキシード姿で結婚式を迎えた。
身内と少しの友人。そんな小さな結婚式
「まふ、ネクタイ曲がってる」
「ありがと」
夢みたいだった。
本当に
「みて!このブーケ!まふのおばあちゃんが作ってくれたの」
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「ブーケ?」
「うん。何の花がええかなーって」
「これ!これがいい」
「ええーっと……ブルー…スター?」
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ブルースターを基調としたブーケを持ってくるくる回る君
せっかくセットした髪が崩れちゃうよ
なんて、言えないくらい幸せ
僕の家が和風の結婚式をする家系だった。
だけどさかたんの負担を考えると、和服はしんどいだろう
ってお祖母様が。
そして、さかたんにブーケを作ってくれた。
お祖母様はさかたんを気に入ったみたいで安心。
僕に『しっかりね』と言った
僕より断然小さな背。
けれどもその背中すごく大きかった
『誓います____________』
2人の誓いは永遠だよ。
さかたんと
優しい優しい誓いのキスを交わす。
愛しの 僕のお嫁さん
式が終わるとさっきまで男泣きをしていたさかたんのお父さんが僕を呼んだ
「ありがとう」
その一言だけをくれた。
泣かないと決めていた今日
涙が一滴頬を伝った
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春斗(プロフ) - 最後は…どういうことですか…鳥肌が…凄いんですが…泣きそうでした (2019年6月18日 7時) (レス) id: 9b052c38b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:テオ。 | 作成日時:2018年4月14日 18時