第三話 ページ4
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
新橋A。彼女と初めて話したのは、雄英体育祭のすぐ後頃だった。
『ねぇねぇ君、私と友達になってくれない？』
『・・・・・は？』
唐突に肩をトントンと叩いてきたのは、何処か高揚した様子で目を輝かせ両手を握る茶髪の女子。
第一印象は、なんだこいつ。
確かに、いつも輪の中心で笑ったり、Ｂ組とも普通に話していた事から友好関係が幅広い事は知っていたが、その域がまさか自分にまで取り掛かろうとは全く考えていなかったのだ。
けど、話していく内に、段々とあいつの事が分かってきてすぐに仲良くなった。
なのに、そういや電話番号も交換してなかったんだなぁとしみじみメモを見返す。
俺はあまりそういうのには興味無かったし、あいつも電話よりも直接会って話す方が好きなタチだったからだろう。
けど、今はお互い成人して社会人。しょっちゅう会って話すのは中々難しい。きっとそれを考慮しての行動だろう。
「・・・・焦凍？」
「あ、いや何でも無ェ」
近い内電話しよう。本当は、高校の時みたいに直接会ってゆっくり話したいけれど。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 48人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名乗るほどのものである(プロフ) - いえいえ♪ (2018年9月20日 21時) (
レス) id: d7c6576408 (このIDを非表示/違反報告)
カオル - 名乗るほどのものであるさん» ありがとうございます！初投稿心細かったので、初コメ心強かったです。どれだけ遅くなっても、なんとしても、完結にまで持って行きたい・・・・（(´ー｀)） (2018年9月19日 17時) (レス) id: d90ef8a117 (このIDを非表示/違反報告)
名乗るほどのものである(プロフ) - すごく面白いです！ (2018年9月16日 14時) (レス) id: 579cc6e1a8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：カオル | 作成日時：2018年8月6日 23時
