ただ、隣で【ブルーロック】

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｢駅の近くのショッピングモール、その中のスポーツショップで買おうと思ってて…｣



｢じゃあ日曜日に駅前で待ち合わせだな。時間とかはまた連絡する｣



｢わかった｣



約束は取り付けた
これで1人で頑張らせることはなくなる、と安心すればAの家の前まで着いていた


Aは駆け足で玄関の前まで行けばすぐに振り返ってばいばいと言って小さく手を振る

それに俺もまた明日なと手を振り返せば微笑んで家の中に入っていった







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家に帰ればスマホに通知が来ているのに気づく

なんだと思って電源を入れればAから"日曜日の時間、錬介くんに合わせるよ"とメッセージが来ていた


姉ちゃんと妹のことを見ているからだろうか、女子というものは準備に時間がかかるのを知っている
それなのに俺に合わせようとしてくる彼女はどこまで気を使っているんだと考えたがそういう性格なのかもな、と笑ってしまう



その瞬間を妹に見られて｢兄ちゃん気持ち悪い｣と言われた

随分と生意気に育ったものだ





俺はスマホに"Aが出かけられる時間でいいぞ"と打ち込んで送信を押し、電源を切った










この時は日曜日が待ち遠しくてどこかソワソワしてる自分がいることには気づけなかった

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