ただ、隣で【ブルーロック】

#14 ページ16

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まさかあの堂前洸羽と堂前が兄妹だったとは

堂前なんて苗字はそうそう無いのに出会った時すぐに｢兄妹か？｣と聞けばよかった
もっと早く気づくべきだった



｢俺、堂前さんといつか一緒にプレーしてみたいなって思ってて、｣



｢お！じゃあ今度やろうぜ！

A、俺の連絡先國神くんに送ってやって｣



｢いいよって言いたいところだけどごめんお兄ちゃん、私と國神くん連絡先交換してない｣



そういえばそうだった
交換するタイミングもなければしようと考えたこともなかった

だがタオルを貸してもらったわけだし同じサッカー部に同じサッカー部、今後のことを考えると連絡先を知っておくべきだろう



｢それなら今交換しようぜ
クラスのグループから追加していいか？｣



｢え、あー…うん、大丈夫｣



曖昧な返事に疑問を持ちつつも許可が出たため、クラスのグループから"A"の名前を見つけて追加を押す
トーク画面を開けばすぐに"洸羽"と書かれた連絡先が送られてきたので流れ作業のように追加を押す



｢お、来た

てことでよろしくな、錬介！｣



｢！…っす、洸羽さん！｣





初対面で錬介と呼ばれることは久しぶりだった
きっと人との距離をつめるのが上手い人なんだろう

俺も釣られて洸羽さん、なんて呼んでしまったけど年下が生意気だって思っていだろうかと一瞬不安になったが杞憂だった



名前呼びされてからめちゃくちゃ嬉しそう

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