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うっかり仲の良い友達ができてしまえば、その友達も游那の餌食になりかねない。いじめられないような影響力が強い子と仲良くすれば、クラス内での大きな対立が生まれかねない。
今対立が起こると、転校してきた卯美がどちらに属すかで取り合いになり、花澄の手に負えないところで卯美への影響が出る。
花澄はストーキングだけではなく、友達付き合いにまで神経を巡らせなければならないのだ。
つまり、卯美が游那を止めるまで花澄は友達をつくれない。せっかく大変身を遂げたのに、ボッチ確定ということになった。
(莉世、
こうなると花澄の友達は紫恩だけということになる。互いが友達と認識しているかはさておき。
最初よりは進歩したと思いつつも、紫恩と同レベルというのが彼女にとって癪だった。
花澄は人の少ない中庭に三人を呼び出し、友達になれないと告げることにする。
中庭には不思議そうな顔をした莉世達が集まっていた。
初夏の季節、葉が青々と茂り中庭は緑に溢れている。気が重い話題には似つかわしくない場所だ。
三人と向き合う場所にいる花澄は、友達を失いたくない気持ち、嫌われたらどうしようという気持ちを押し込め、必死に言葉を紡ぐ。
「ごめんね、みんな。私……私はみんなと友達になれない。本当にごめん!」
「なんで? 私達友達じゃん! 急にどうしたの?」
弦巴は驚いた顔をして花澄に詰め寄る。
友達だと思われていたからそんな行動をしてもらえるのだと嬉しく思うも、花澄は自分でそれを壊すことに嫌悪を抱く。
そこへ莉世が口を開いた。
「游那のことだよね。私達を巻き込みたくないって思ってくれてるの?」
「そんなの、友達なら気にしなくていいのに」
莉世の言葉に万衣が反応した。
「良くないよ、大丈夫。……友達だと言ってくれてありがとう」
「花澄は最近、他の人がいじめられるのを止めてるみたいだよね」
核心をついた莉世の言葉に花澄はどきりとする。莉世の顔を見ると、穏やかな顔をしていた。
「花澄は優しい人なんだね。いじめられたつらさがわかるから、他の人がそうなるのを見ていられないんでしょ? そういうの、尊敬する」
「そんなことないよ……」
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紅月まのか - もしかしてツンデレですかね.......?(え)更新日昨日か.......あと1週間待ってます!頑張ってください! (2019年7月21日 7時) (レス) id: b975388040 (このIDを非表示/違反報告)
花杜あみり(星沢想良)(プロフ) - Couteau_1937さん» 直しました! ありがとうございます! (2019年6月29日 9時) (レス) id: bb468dc0cb (このIDを非表示/違反報告)
Couteau_1937 - 細かくてごめんなさい!!「復讐」が「復習」になってます! (2019年6月23日 21時) (レス) id: deb1b5318f (このIDを非表示/違反報告)
ひよ - オリジナルの中で一番好きです!楽しすぎて久また読み返ししてました笑笑更新頑張って下さい! (2019年6月23日 0時) (レス) id: 85d98be7fd (このIDを非表示/違反報告)
りゆ - とても面白くて、楽しみだったので、更新、戻って来てくれると嬉しいです!(>_<) (2019年6月2日 15時) (レス) id: ebc25fbea8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花杜あみり(星沢 想良) | 作者ホームページ:
作成日時:2018年12月25日 16時