第２２章 ページ25
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目をキラキラとさせて、俺に質問してと言わんばかりの目線を向けられる。
こんな目を向けられて何も聞かずにスルーする事なんて出来ない。
助けを求めようにも唯一の救いである伏黒くんは、五条悟と共に迷子を送り届けに行っている。
打つ手無し、という結論に呆れながら、犬のように待っている悠仁に訪ねた。
「ど、どうした…悠仁？」
「聞いてA姉ちゃん！俺ね結構動けた！そんで釘崎のヤツが藁人形使ってヤバかった！」
「わ、藁…？」
「誤解招く言い方すんなこのアホ！」
「いッて！？」
悠仁の謎報告に混乱していると、釘崎ちゃんが後ろから悠仁にドロップキック的なのを喰らわせた。
ちょうど腰辺りに来たのか、その辺を抑えながら地面に手をつく。
可哀想だが、正直今回のは釘崎ちゃんに非はないので、悠仁の自業自得である。
しかし藁人形の下りがどうしても気になってしまい、釘崎ちゃんに質問すると、彼女は渋々先程までの出来事を簡潔に説明してくれた。
「…というわけです。まぁ、コイツが来なかったら男の子は助けられなかったってことに関しては感謝してるんですけどね」
「へぇ…。まぁ、釘崎ちゃんの呪術高専の志望理由とかに関しては在り来りだよ。実際に先輩の中でもそういう人達はいたから」
「あ、やっぱりそうなんですね」
田舎は嫌だもんなーと嘆く彼女に、私は「だけど」と言い、彼女の視線をこちらへと向ける。
「いいんじゃない。正直ここに来た理由なんてどうでもいい。呪霊を祓い、少しでも目の前の人を助ける事ができちゃえば呪術師として上出来なんだよ」
「え…」
「自分を捨てずにそれが出来る釘崎ちゃんは、最高にカッコイイよ」
釘崎ちゃんに笑いかけるが、彼女は目を見開いたまま動かなくなってしまった。
そんな彼女が愛らしくて、思わず頭を撫でてしまう。
あまりしつこいと嫌だろうと思い、数回程度でやめようとすると、撫でていた手を釘崎ちゃんに掴まれた。
「私も、Aさんの堂々としている姿カッコイイと思います！」
「あ、ありがとう…？」
「それと…すみませんでした」
「？？？」
「釘崎ー。姉ちゃん困らせんなよー」
「アンタが一番Aさんの事困らせてんのよ！この能天気バカ！」
褒められて、謝られて。よく分からないが、二人の喧嘩の様子を見て、そんなことどうでもいいやと思えた
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テヌ。(プロフ) - 若葉さん» 若葉さま。コメントありがとうございます。そのように言っていただけてとても嬉しいです！これからも頑張ります！ (2020年5月22日 0時) (
レス) id: b4b50e7b68 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - この作品面白くて好きです！！頑張ってください！ (2020年5月21日 8時) (レス) id: 6c07f7b951 (このIDを非表示/違反報告)
テヌ。(プロフ) - 茉優さん» 茉優さま。コメントありがとうございます。また心配してくださりありがとうございます。そう言っていただけて本当に嬉しいです…！無理しない程度にこれからも頑張らせて頂きます(^^) (2020年4月20日 1時) (レス) id: b4b50e7b68 (このIDを非表示/違反報告)
茉優(プロフ) - ずっと応援してます！お体に気をつけてくださいねお大事に！ (2020年4月19日 9時) (レス) id: b60e3eafa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テヌ。 | 作成日時：2020年4月12日 2時
