一休み ページ14
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五条悟はいわゆるチートという分類に属する。自他ともに認める呪術界最強の男。
しかし誰もが声を揃えていうのが、彼の性格は最悪ということだ。
自分中心、話は噛み合わないし、やることなす事いい加減。興味がないことに関してはとことん冷たくて、説明不足の常習犯。下戸、極度の甘党。
「こんな人を尊敬する奴は頭がおかしい」
「あ゛ぁ？今何か言ったか右京」
「今すぐ此処から帰りたいと言いました」
「はいウソー！そんな生意気な後輩にはこの特上生クリームたっぷりパフェを食べてもらいます」
右京と呼ばれた女性は心の底から嫌な表情を見せる。本日の五条悟の被害者は彼女だった。
右京A。彼女は甘いものが大ッキライである。
匂いを嗅げば気分は最低まで落ち込み、口に含めばブラックコーヒー10杯は飲まないと気持ち悪さが戻らないほどであった。
そんな彼女に彼は見るからに砂糖の塊であるパフェを食べさせようとしていたのである。
「最強目隠しさんは私の事を 殺 す気ですか」
「メープルシロップ足してほしいって？さすが右京。わかってるね」
「一回耳鼻科いけや不審者」
「ここにメロンソーダを合わせるのが僕のオススメなんだよ」
「か え り た い ！！！」
全く話を聞かない五条にAは机を叩く。何故こうなったのか。理由は簡単だ。
廊下を歩いていた彼女を、五条が強制的に連れ出したからである。
その心理については謎だが、分かることといえば彼は彼女の反応をただ楽しんでいることだけである。
「じゃあ困ってる右京に、世界一やさしい僕が救いの手を差し伸べてあげる」
「優しい人は自分で自分の事を優しいと言いませんし、まず困らせてる原因は貴方が＿」
「僕の良いところを100個いえばそのパフェ食べなくていいよ」
「このパフェ、ハバネロソースかければうまく攻略できるかな…」
「おい」
自分の良いところを言うよりも、目の前のパフェを攻略することを選んだAの頭に五条は手刀を喰らわせる。
痛いと嘆く彼女の姿を笑うと、机の下で蹴りをしてこられた。しかし彼の周りには術式によって構築された触れられない領域があるため、Aの蹴りが当たることはなかった。
「本当、五条悟って性格悪いですね」
「ハハッ、知ってる」
「ウザイ」
彼女の表情に彼はただ微笑むのであった。
＿＿＿＿
番外編として残すことにします
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テヌ。(プロフ) - 若葉さん» 若葉さま。コメントありがとうございます。そのように言っていただけてとても嬉しいです！これからも頑張ります！ (2020年5月22日 0時) (
レス) id: b4b50e7b68 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - この作品面白くて好きです！！頑張ってください！ (2020年5月21日 8時) (レス) id: 6c07f7b951 (このIDを非表示/違反報告)
テヌ。(プロフ) - 茉優さん» 茉優さま。コメントありがとうございます。また心配してくださりありがとうございます。そう言っていただけて本当に嬉しいです…！無理しない程度にこれからも頑張らせて頂きます(^^) (2020年4月20日 1時) (レス) id: b4b50e7b68 (このIDを非表示/違反報告)
茉優(プロフ) - ずっと応援してます！お体に気をつけてくださいねお大事に！ (2020年4月19日 9時) (レス) id: b60e3eafa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テヌ。 | 作成日時：2020年4月12日 2時
