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6色の苺王子 ページ11

you side



ク「A様っ…!」

扉が開き、私を見るや否や
完璧なメイド長の彼女はボロボロと
涙を零して駆け寄ってきた

『メア…』

ク「良かった…A様…っ」

『うん…ごめんね、メア』

抱きしめ合い、少し喜びを
分かちあったところで

共に入ってきた紫色の彼…ななもり様と
5人の男の人に視線を移した

な「じゃあ、1番右のころちゃんから
挨拶しよっか」

?「おっけー!」

“ころちゃん”と呼ばれた青髪の人は、
陽気な声で答えた

こ「僕はころん!よろしくね〜」

そして、その後の人達も

さ「俺はさとみ。よろしくな、お姫様」

る「こんな形の紹介で申し訳ないですが…
僕はるぅとです」

ジ「俺はジェルやで。怖いことはせぇへん
から安心してな」

莉「俺、莉犬!傷も治ってきたみたいで
良かったよ」

簡単に挨拶を終えた。

先程は、止められたけど

挨拶を返さないのは礼儀に反する
気がしたので

床に足を着いて立ち上がり

ドレスの裾を持ち上げ、頭を下げた。

『私は、A……A・ミルクリア
です。助けていただき、ありがとう
ございました』

ゆっくりと顔をあげると

な「…クリメアさんから話は聞いたよ。
俺達が、必ず君を守ってみせるから」

ななもり様は陽だまりのように
微笑んで片手を胸に、そして
もう片方の手を私に差し出してくる

自分の手を添えると
彼の温度がじんわりと伝わってくる

竜胆色の瞳に見つめられて

…何だか少し気恥ずかしい。

莉「あ、顔赤くなってる!可愛いー」

莉犬様の言葉にはっとして
顔を触ると、ほんのり熱を帯びていた

『いえあのっ…これは…』

ク「ふふ、可愛らしいですよ、A様」

『メ、メアまでぇ…』

あははと皆が笑って、室内に和やかな
雰囲気が広がり

私も自然と、口角が上がる

あの惨劇で冷たくなりかけた心は

…少しだけ、温かさを取り戻していた。

夜空の下で→←出会い



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ずんだ属性の餅(プロフ) - 蝉-セミ-さん» うぁぁあ蝉さんっっ…!?面白いだなんてそんなっ…恐縮です(´TωT`)ありがとうございます頑張りますm(*_ _)m (2021年6月22日 0時) (レス) id: 2a0d204488 (このIDを非表示/違反報告)
蝉-セミ-(プロフ) - 良いタイトル…!面白いです。更新頑張ってください( ^ω^ ) (2021年6月21日 12時) (レス) id: 14e4c02b0e (このIDを非表示/違反報告)
ずんだ属性の餅(プロフ) - 雪の日さん» お、落ち着いてくださいませ( ̄▽ ̄;)悪魔は塵と化したから大丈夫ですよっ!雪の日さんの労力を使うまでもありません(*`ω´*) (2021年5月3日 22時) (レス) id: 2a0d204488 (このIDを非表示/違反報告)
雪の日(プロフ) - 夢主ちゃぁぁぁん!なーくんの治療は任して、我は悪魔の死体を刺して刺してバラバラにして、焼くから!!死ぬなよ!! (2021年5月3日 21時) (レス) id: f71f62c686 (このIDを非表示/違反報告)
雪の日(プロフ) - メアちゃん!!我が君の目の前に立って君を守るよ! (2021年4月28日 21時) (レス) id: f71f62c686 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ずんだ属性の餅 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/  
作成日時:2021年3月18日 23時

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