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そよ「Aさん」

『…もう良いのですか?』





日が暮れた頃、満足したそよ姫がAに声を掛けた。





そよ「えぇ、有難う御座いました」

『お礼を言われる事は何もしていませんよ』






そう言って微笑むと、そよ姫もつられて笑う。






『今日はどうも有難う御座いました。どうぞこれを』






そよ姫の隣に立つ神楽に名刺を渡す。






神楽「何アルか?コレ」

『私の名刺です。
私の携帯番号も明記してあるので、何かあればご連絡下さい。

直ぐに会う事は少し難しいかもしれませんが、
電話なら可能ですから』

神楽「本当アルか!?」





キラキラと目を輝かせる神楽。






神楽「お前、名前は何アルか!?」

『東雲 Aです』

神楽「そよちゃんがお前とは友達と言ってたネ!!
私も友達になりたいアル!」

『私…と?ですか?』

神楽「そうアル!
そよちゃんの友達なら私も友達になりたいネ!」

『そよ姫?』

そよ「…私と遊んでくれてたじゃないですか」






そよ姫は先走って“友達”と言った事に、
恥ずかしそうに少し頬を赤らめていた。






『ふふっ…勿論ですよ』

神楽「私はかぶき町の女王 神楽ネ!!!好きな様にお呼び!」

『じゃあ、神楽ちゃんで。
私の事も好きに呼んで下さいね?』

神楽「分かったアル!」

『では、それではまた』

神楽「絶対電話するネ!!!!」

そよ「はい!!待ってます!!」








二人が大声で声を掛け合う。
建物の角を曲がるまでそれは続いた____

























神楽「ただいまアル〜」

銀時「おー、やっと帰ってきたか。不良娘」

神楽「黙るアル腐れ天パ。暇だからって僻むなヨ」

銀時「今日はたまたま仕事が無いだけだから。
ほんっと、たまたま」

神楽「今日は友達が出来たネ!!」

銀時「お前の友達なんざとんでもねェ化け物だろ」

神楽「何言うアルか。とんでもない別嬪だったヨ」





“別嬪”という言葉にピクッと反応する。





銀時「別嬪ね〜?神楽ちゃん、別嬪って何だか分かってる??
結野アナの様な女性を言うんだよ〜?

それに、ここら辺に居る美人なんて
男を金としか思ってねェ奴しか居ねェんだよ」

神楽「そよちゃん言ってたけど結構、金持ちネ」






神楽が銀時に名刺を見せる。
銀時が名刺に書かれた役職を見ると顔を真っ青にする。







銀時「あの〜神楽チャン?
どしたらこんな人と友達にナレルノカナ??」








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mikitty(プロフ) - またの更新楽しみにしています! (11月26日 15時) (レス) @page16 id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
快晴(プロフ) - すごい、好きです!!!東雲ちゃん、可愛いし、えへへへへって感じです。イラストめっちゃ綺麗で凄かったです!!!! (10月25日 14時) (レス) @page16 id: 3fba93f21d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天天 | 作成日時:2023年10月12日 22時

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