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城の中に用意されたとある一室。
そこはAの為に用意された、個人の部屋。

それが何を示すか。
将軍様からの絶大な信頼、又は寵愛の意味を齎す。

彼女が容姿端麗な女性かつ、歳が若い事から、
妬む者や羨む者、何も知らぬ者、噂好きの者の間では、
様々な噂が飛び交っている。

一つ、将軍様の夜伽のお相手
一つ、何処かの回し者
一つ、将軍様の隠された*御台所(みだいどころ)
(*=妻)


勿論、Aの耳にもその噂は届いている。
だが、そんな言葉は気にした事が無かった。
噂等、人の娯楽の一つであり何も害は無いと知っていたから___







佐々木「A、出動命令ですよ」






佐々木が廊下から襖越しに一声掛ける。
Aの返事が返ってきた事を確認してから襖を開き、
顔を覗かせた。







『本日、茂茂様は外出される予定はありませんが急用でしょうか?』

佐々木「いえ。
その茂茂様の妹君、姫様が家出をしました」

『そよ姫が…?』

佐々木「えぇ。
だから貴方に出動命令が出されたんですよ」

『分かりました。直ぐに参ります』






Aは直ぐに立ち上がり、刀を腰に差すと、
ハンガーに掛けられたコートに袖を通す。







佐々木「現在、姫様はかぶき町で目撃情報が上がってます。
あぁ、後、真選組にも協力要請がでてましてね…

どうぞ仲良くしてあげて下さいね」

『えぇ、勿論ですよ』







Aが微笑むと、佐々木に一礼をし、部屋を出る。









佐々木「決して絆されない様に____」








___________






_____








『この度ご協力頂きまして、有難う御座います』






城を出て、かぶき町へ向かっていると運良く真選組と合流した。
礼を言って、直ぐに頭を下げるA。






近藤「いやいや!!俺達の仕事ですし!!!!
東雲さんが頭を下げる事は無いですよ!!!」






彼とは初対面な筈だが、
何故か真選組の局長である近藤は異常に腰が低く、冷や汗を流していた。





『…?
凄い汗ですが…どうなされました?』

近藤「とりあえず頭上げてくださいィィィィ!!!
俺がとっつァんにぶっ殺ッ!!あ、いや!!!」

『とっつァん…?』

近藤「何でもありません!!!!
とりあえず、姫様の捜索に向かいましょう!!!」




Aはそれ以上は何も聞かなかった。

何を言われたかは知らぬが、
どうやら近藤は警察庁長官である松平に脅されている様だ。

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mikitty(プロフ) - またの更新楽しみにしています! (11月26日 15時) (レス) @page16 id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
快晴(プロフ) - すごい、好きです!!!東雲ちゃん、可愛いし、えへへへへって感じです。イラストめっちゃ綺麗で凄かったです!!!! (10月25日 14時) (レス) @page16 id: 3fba93f21d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天天 | 作成日時:2023年10月12日 22時

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