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第一幕 ページ3
リクオ「おはよう。お姉ちゃん。
起きてるかな…?」
朝になるとリクオが部屋に訪ねてくる。
部屋には入らず、襖越しに話し掛けて来るのだ。
Aが返事をしなくとも、
リクオは毎日、これを抜かした事は無かった。
リクオ「今日は僕の友達が家に来るから、
少し騒がしくなるかもしれない。
煩かったらごめんね。
…早く良くなってね。
僕、お姉ちゃんと一緒に学校へ行きたいんだ。
友達にお姉ちゃんを紹介したい。
皆で仲良くお昼ご飯とか食べたりしたいんだ…。
それじゃあ…お大事にね!」
リクオの足音が遠ざかると、Aは布団から上半身を起こす。
『…』
棚に用意されている煙管を手に取り、
火皿に葉を詰め、着火させる。
煙管を吹かすと部屋に白い煙が漂う。
リクオも今や13歳だ。
Aは時の流れを早く感じた__________
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作者名:天天 | 作成日時:2023年7月17日 21時