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客は帰途につき、
見渡せばがらんとした店内。




時刻は零時。





今日は流石に疲れた。
同時期にここのカフェに入り
今では大の仲良しのみょんちゃん。



働いてる途中




「..........。」

明らかに顔色が悪そうなみょんちゃん。




「みょんちゃん大丈夫?顔色悪そうだけど」

「うん....朝から体調悪くて」

「今日の出勤ラストまででしょ?
早上がりさせてもらいなよ」

「でも今日休日でしょ?
上がりずらいなって」



そう本日の世間様は休日。
つまり忙しい。



「今日私夕方までだけど予定ないし、
私が代わりにラストまで入るから上がりな?」


「そうなるとA、フル出勤じゃんか駄目だよ」


「駄目。体調悪い人を働かせる方が駄目。
みょんちゃんと私の仲でしょ。
どんと私に頼ってゆっくりお休み?」




調子付きながらぽんっと自分の胸をこぶしで軽く叩いてみる。




「Aーー。有難うこの恩は忘れない。
今度Aの家にお邪魔して私の羽で布を折らせて貰うね」






みょんちゃんに羽なんか生えてたかななんて
体調悪くてもみょんちゃんはやっぱりみょんちゃんだなって。
いつもこうして笑わせてもらってるんだ。
大好きだ。



そうして店長から了承を得て早上がりしたみょんちゃん。

2→



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作者名:ten | 作成日時:2019年10月12日 2時

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