いざ、風柱の元へ ページ8
炭「あの、雪菜さんって結構上の階級だったんじゃないですか?」
森から村へ帰る途中、こんな事を聞かれた
貴『どうしてそう思ったの?』
炭「さっきの戦いの時、鬼の動きを見ただけで単調だから予測出来るって言ってたので…」
貴『あれはあたしは外から見てただけだからだよ!』
実際に戦いながらじゃ気付けてないよーと笑う
炭「本当ですか…?階級覚えてますか?」
貴『なんで、そんな食い下がってくるの…。階級ねぇ…どれだっけな…丙だったかな?』
善「えっ!?上のほうじゃんか!!」
炭「凄い…やっぱり強いひとだったんだ…」
貴『そんな褒めたって何も出ないぞ』
そうは言ったけど褒められるのは嬉しい
顔がにやけそうだ
貴『生きてりゃねぇ…もしかしたらもう少し上まで行けてたかなぁ』
今更悔やんだってしょうがないことだけど、
やっぱりあいつと柱として肩を並べたかった気持ちはある
貴『あぁ!そんな辛気臭い顔しないで!あたしが悪かった!!』
ごめんよっ、暗い話して
村には藤の家紋の家がある
藤の家に着くと夜中だと言うのに温かく迎えてくれた
この村が守れて本当に良かった
布団に入るなり3人はすぐ寝てしまった
ここまで徒歩で来てそのまま鬼と戦ったんだから無理もない
貴『ゆっくりおやすみ…未来の鬼殺隊を背負う者たち…』
まだ分からないけど、何故かこの子たちは強くなる
そんな感じがするのだ
あたしは幽霊だから寝ないし、夢も見ない
要するに暇なのだ
貴『うーーんどうしようかな…』
何をして時間を潰そうか…
カタッ
貴『ん?』
後ろを振り返る
あれ?今襖、動かなかった…?
貴『…いやいやまさかね…』
また前を向く
トトトッ
貴『…え、嘘でしょ…』
こんな時間に子供が走る音がする
んな馬鹿な
ウフフッ アハハッ
貴『嘘嘘、やめてよ』
怖!
え!?
お化けいるじゃんここ!!!???
貴『あたしも実質お化けだけどさぁ!?』
同族だとしても怖いもんは怖いわ
なんで寝れないの幽霊って…!!
そのまま朝まで不可解な音と笑い声に怯えまくるあたしでした
(朝起きて3人に話したら、お前も同じじゃんって顔されました。許さないぞ…!)
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夜空と暁(プロフ) - 続きがとても楽しみです!更新待ってます! (2021年9月26日 10時) (レス) @page13 id: 3b02c3cd6d (このIDを非表示/違反報告)
勝天Runa - とても面白いです!更新頑張ってくださいね!!応援してます!!実弥大好きーーっ!!← (2021年4月18日 16時) (レス) id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
てんてこおにく(プロフ) - 匿名さん» すみません。ご指摘ありがとうございました (2019年10月3日 18時) (レス) id: ceb6bb147e (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - オリジナルフラグ、外し忘れてますー。 (2019年10月3日 15時) (レス) id: 18a08dfa9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:てんてこおにく | 作成日時:2019年10月3日 15時