夢は終わり。皆のところに帰るの！ ページ42
思い出したなぁ………あの日の事。
私が忘れようとして、頑張っていた記憶。
だけど、思い返すと、それすらもお父さんとお母さんの思い出に感じる。
やっぱり、二人の事大好き。
だから、これからもずっと見てて欲しい。姿も住む世界すらも変わったけどね。
そう思ったときに、目を開けた。
やっぱり夢だったなぁ。
目に映り込んだ素朴な天井を見て、現実だと理解する。
『ん………あれ……？』
なんか、抱き締められてない？誰かに。
横を向くと、心配そうにこっちを見つめているショウガのドアップの顔が………。
『な………ち、ちちち、近いよショウガ！』
私は恥ずかしくて反射的にショウガから離れた。
腕の間からすり抜けて、床に立つ。
「お目覚めになられて安心しました。A様」
ショウガも立ち上がると、跪いて私にそう言う。
あれ？と言うか、なんでショウガここにいるの？リムルのところに行っていてくれたはずじゃあ？
『ショウガ？リムル達はどうしたの？』
「その事なのですが………」
それから、私が寝ながら泣いていたから、心配になってここまで戻ってきてくれたみたい。
リムル達が旅立って、もう六日も過ぎているのだとか。
どんだけ寝てるの！？私！？過去を振り返りすぎでしょ！
『それは……色々と迷惑かけてごめんね？だけどもう大丈夫だし、五日以上寝たんだからしばらく寝なくても大丈夫だと思うし！』
私が外に出ると、皆が一気にこっちに集まってきた。
「A様！？」
「もう大丈夫なのですか！？」
「どこも苦しくありませんか！？」
「悩み事があるのなら抱え込まないでくださいね！？」
お、おぉ………皆心配してくれてる……。
『大丈夫だよ！ちょっと怖い夢見て、寝坊しちゃっただけ！だから安心して！悩みとかは……ないから！』
皆をこれ以上心配させないように笑顔で答える。
そう。あれは夢だったんだから。
現実は今。ここにいる皆。それこそが今の私のいる場所。
『私が眠ってた間に何かトラブル起きなかった？変な魔物が来たりとかしなかった？』
聞いたところ、私が眠っていた間にトラブルはなかったみたい。
よかった………。
『それじゃあ私は、またちょっと偵察に行ってくる。どっちかって言うと、私はそういう感じの仕事の方が得意みたいだからね！』
ほんと、来世は頭脳的役割になりたいって言ってたけどね……。
そして、私はショウガを留守番させて、また眠る前のように村の周囲の偵察に行った。
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虚白 - オ モ シ ロ イ‼️ (2022年2月11日 17時) (
レス) @page3 id: 66fd9d0c2f (このIDを非表示/違反報告)
黒（noir） - 飛鳥さん» ありがとぉ！嬉しいです！これからも頑張って書きます！(^o^ゞ (2019年5月12日 20時) (レス) id: db96c10a8f (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥 - とても読みやすく面白いです！ これからも頑張ってください！(*^ω^*) (2019年5月12日 17時) (レス) id: 6873657524 (このIDを非表示/違反報告)
黒（noir） - トド丸さん» うわぁぁぁぁ！ありがとうございますぅっ！多少ばらつきがありますけど更新頑張りまぁぁぁっす！!щ(゜▽゜щ) (2019年5月12日 16時) (レス) id: db96c10a8f (このIDを非表示/違反報告)
トド丸 - やべぇ、こりゃ天才だぜ。文章書くの上手いですし、続き楽しみにしてます！！頑張ってください！ (2019年5月12日 16時) (レス) id: 4ca7dc8e23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒（noir） x他2人 | 作成日時：2019年5月9日 19時
