赤と青と紫の鬼2 ページ35
『すいません………敵意はないのでその刀を下ろしてください………！』
良く見ると全員にそれぞれの獲物を突きつけられていた。
なんということでしょう………！
リムルが相手を怖がる気持ちがちょっとだけ分かった気がする………。
「薄汚い魔人かと思えば……可愛らしい小娘だったのだな」
私の姿を見た赤髪のオーガの人が敵意がないことを確認すると、刀を下ろしてくれた。
「まぁ！何と可愛らしいのでしょう！こちらへきなさい」
紫髪のオーガの人が即座に武器を下ろして私を手招きした。
え、良いのかな……なんかすごい優しそうなお姉さんオーラが出てるけど……。
「その尾の蛇………やはり先程の蛇だな。お前の蛇なのか」
『えっ！？いや、この子は私でもあります！生まれたときから一心同体の子です！』
青髪のオーガの人も武器は下ろしてくれたけどまだ警戒してる様子で私の蛇を見ていた。
「どこから来たのですか？この私に色々と教えてくれませんか？」
私がちょっと前に出ると、紫髪のオーガの人がキラキラとした目でこっちに来て、頭を撫でてきた。
子供が好きなのかな？
『えっと、ここからちょっと離れた所からです。ここまで散歩に来てたんですけど、丁度通りかかったところに貴女方がいたので……はい』
「そうなのか。なら、気を付けて帰れよ？もうすぐ魔物の動きも活発になる。危険になる前に帰った方が良いと思うぞ」
この人、思ったよりも大分優しそうな人だなぁ。
見た目がいかついから、最初の印象では怖い人だったけど。
『は、はい！そうですね！』
これは思ったよりも早く帰れるかも……！
囲まれたときは夜までに帰れるか焦ったけど、これなら問題なさそう！
「だが、さっきは助かった。礼を言わせてもらうぞ」
『いえ。気にしないでください。助け合うのが私の基本ですから！』
「いや、何か礼をさせてくれ。次期頭領として、相手に借りを作りっぱなしでは格好がつかんからな」
こ、この人次期頭領って……つまりは、オーガの中でも偉い人！？
何だか凄い人を助けたような気がする……。
『えっと、じゃあ、私と友達になってください！私はAって言うんです！友達は多い方が楽しいですし、嬉しいですし。良いですか？』
「そんなことで良いのか？お安いご用だ。よろしくなA」
「待ってください！私も友達になりたいです！」
そして、色々あって、私はオーガの三人と友達になって村に帰った。
また友達が出来て私は幸せだ！
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虚白 - オ モ シ ロ イ‼️ (2022年2月11日 17時) (
レス) @page3 id: 66fd9d0c2f (このIDを非表示/違反報告)
黒（noir） - 飛鳥さん» ありがとぉ！嬉しいです！これからも頑張って書きます！(^o^ゞ (2019年5月12日 20時) (レス) id: db96c10a8f (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥 - とても読みやすく面白いです！ これからも頑張ってください！(*^ω^*) (2019年5月12日 17時) (レス) id: 6873657524 (このIDを非表示/違反報告)
黒（noir） - トド丸さん» うわぁぁぁぁ！ありがとうございますぅっ！多少ばらつきがありますけど更新頑張りまぁぁぁっす！!щ(゜▽゜щ) (2019年5月12日 16時) (レス) id: db96c10a8f (このIDを非表示/違反報告)
トド丸 - やべぇ、こりゃ天才だぜ。文章書くの上手いですし、続き楽しみにしてます！！頑張ってください！ (2019年5月12日 16時) (レス) id: 4ca7dc8e23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒（noir） x他2人 | 作成日時：2019年5月9日 19時
