軽い偵察 ページ33
そろそろ時間で言うところの二時くらい。
なにもしないって、こうも暇なんだね………。
皆にはくつろいでてって言われたけど、やっぱり仕事したいよー！
という訳で。私はリグルドさんのところに来た。
『リグルドさん。私、ちょっと村の回りの偵察に行ってくるね！魔物がいないか見てくる！』
「し、しかしA様！そのようなことは、我らが………」
『何もしないのは逆に暇なの！それに、私なら万が一何かあってもある程度は対処可能だし！夜には帰るから！』
自信満々で『行きたい！』オーラを放ち続けると、リグルドさんは戸惑いながらも了承してくれた。
「そ、そうですか。それでは、お気をつけて行ってらっしゃいませ！」
『ありがとう！行ってきまーす！』
私は早速村を出ると、まずは一周ぐるりと村を回ってみる。
やっぱりと言うべきか、魔物はゼロ！ホブゴブリンの皆が挨拶してくれたから余計に気分が良くなっちゃった。
『もう少し範囲を広げてみようかな……あ！これを期に空を飛ぶ練習をするのも良いかも！』
あ、でもそうしたら服が破れちゃう………。
仕方ない。空を飛ぶのはまた今度にしよう！
全力で走り回って森の色んな所を駆け回る。
水場がある場所や、この前の洞窟の入り口の場所。全部通ったところはえいちゃんがマッピングしてくれるから、新しいところを通れば通るほど、脳内の地図は新しく更新されていく。
これはいつか役立つかな？例えば、リムルと森のどこかに遊びに行くときとか！
気が付くと、村からは大分離れた場所にいて、私が今いる場所から村に帰るまでは全力で走っても一分はかかるほどの距離まで来てた。
時間的には四時くらい。結構遠いところまで来たなぁー。
『もうちょっと探検したい気持ちもあるけど……そろそろ帰らなきゃ皆が心配するかな』
……って！探検じゃない！偵察！
所々で魔物と遭遇したけど走って逃げたし、今日は一匹たりとも魔物は倒してない！
無駄な血は流されてないんだよ！
『………さて、帰ろうか』
そして、帰ろうとしたとき、近い場所で戦闘が繰り広げられている音が聞こえた。
何か鈍器で殴る音や、刃物で何かを弾く音。
『……ん？……何？』
少し気になったので、私はそっちの方へと向かうことにした。
ちょっとだけ……寄り道するけど、良いよね？夜には帰るし！
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虚白 - オ モ シ ロ イ‼️ (2022年2月11日 17時) (
レス) @page3 id: 66fd9d0c2f (このIDを非表示/違反報告)
黒（noir） - 飛鳥さん» ありがとぉ！嬉しいです！これからも頑張って書きます！(^o^ゞ (2019年5月12日 20時) (レス) id: db96c10a8f (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥 - とても読みやすく面白いです！ これからも頑張ってください！(*^ω^*) (2019年5月12日 17時) (レス) id: 6873657524 (このIDを非表示/違反報告)
黒（noir） - トド丸さん» うわぁぁぁぁ！ありがとうございますぅっ！多少ばらつきがありますけど更新頑張りまぁぁぁっす！!щ(゜▽゜щ) (2019年5月12日 16時) (レス) id: db96c10a8f (このIDを非表示/違反報告)
トド丸 - やべぇ、こりゃ天才だぜ。文章書くの上手いですし、続き楽しみにしてます！！頑張ってください！ (2019年5月12日 16時) (レス) id: 4ca7dc8e23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒（noir） x他2人 | 作成日時：2019年5月9日 19時
