部外者なのに良く巻き込まれる件 (ページ5)

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｢お葬式｣ページ5

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永莉が死んだ翌日、お通夜。次の日がお葬式。

永莉の友達、知人が揃って悲しんだり泣いたりする人が多かった。

永莉の宏介の娘をチラチラと煩いほど覗きながらヒソヒソ話していた。

｢ほら、あの子....個性が暴走で永莉ちゃんを殺した噂....｣

｢暴走したからっていうの？何だが可笑しいわ....｣

｢関わらない方が良さそうだわ

だって、あの子

化け物なんだから｣

A(.....ｯ.....私のせいでママが死んだ....暴走しても殺したって同じ.....)

居心地が悪いと思いながら外に出てベンチに座り空を眺めている。

『！』

何か気付いたAは宏介であろうパパを見る。謝らなきゃと思って寄り掛かる。

『パパｯ.....』

宏介｢......A？｣

『ごめんなさいｯ....私のせいでママがっ.....』

泣きながらも頭を下げて謝る。右足の肘に付く宏介はAの頭を撫でる

宏介｢いいんだよ、お前は悪くない。個性が暴走したせいだから。ママは強くなりなさいって望んでいる。だから自分を責めないで前へ進め｣

『でも.....』

宏介｢ママの分も生きて強くなれ｣

『うん....!』

ママの為にパパの為に強くなければならないと決意するA

しかし宏介であろうパパの様子が可笑しくなっていく───

*