-標的と果たし状- ページ43
歌那谷)もうちょいだったのに…。((パクッ
水野)香棋院家の者たるもの、ちゃんとして下さい。
お譲様があんな状態では、頼れるのは、歌那谷様だけとなってしまわれるのですから…。
歌那谷)((ムッ お姉ちゃんはすぐに立ち直るもん！
まるでお姉ちゃんが役立たずみたいな風に言わないで！
水野)っ…。
申し訳ありません…。
歌那谷)((モグモグ お姉ちゃん、まだ起きてないの？
水野)はい。
心配していますが、多分大丈夫かと…。
まぁ、確かに大丈夫だとは思うけど。
歌那谷)ってか、僕もう行く時間じゃん。
急ごう。
そんなこんなで家を出る。
車で送ってもらって、学校に着いた。
歌那谷)行ってきます。
運転手)行ってらっしゃいませ。
僕が校門に入ると、斜め後ろから僕の隣に来る神尾。
神尾)はよ。
歌那谷)はよ、神尾。
機能はどうだった？
神尾)いつも通り。
しがない暇な一日をふざけて過ごした位。
歌那谷が来ねーと、何も起こんないし。
別に何か起きてほしいわけじゃないが。
寧ろ、今はお姉ちゃんの精神状態が不安定なので、何かあってほしくない。
何かあると、非常に面倒だ。
でも、ものすごく憂さ晴らししたい気分なんだよね。
別に憂さを晴らすくらいいいだろ？
そう思った僕は、神尾にこう言った。
歌那谷)あのさ、神尾。
今日は僕の下駄箱に何か入ってたんじゃないのか？
神尾はふふんと鼻を鳴らした。
神尾)大正解w
有希が今日は学校に来る気がするって教室で言ってたから、その跡で覗いたらあったよ。
挑戦状w
神尾は果たし状と書かれた紙を僕に見せた。
歌那谷)なんでこの学校の男共って果たし状とか書くのかな。
今日の学年は？
神尾)6年。
場所は、屋上。
時間は昼休み。
歌那谷)ご丁寧にどうもw
あの事件の後、僕は確かにクラスの人気者になったし、学校にもよく顔を出すようになった。
しかし、それをよく思わないやつが此処にもいるわけで。
つまりは、目の敵にされてるってやつかな。
いつもなら、神尾に任せて僕は悠々と昼休みを過ごすんだけど、今日はなにぶん機嫌が悪い。
歌那谷)今日は僕も参戦する。
僕が言うと、神尾はおっしゃとガッツポーズ。
神尾)流石に6年10人越え相手に俺一人じゃ無理かなって思ってたんだ。
確かに神尾一人なら無理かもしれない。
そう思いながら校舎に入ったときだった。
有希)おはようw
その果たし状って言うの、私にも見せてw
＊−＊−＊−＊
次へどうぞ→
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 11人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫音(プロフ) - まなミンさん» 紫音)じゃあ、その2人の出番増やそうかw 2人)やった！ 紫音)いつ更新できるか分からないけど…。 2人)バイトしろ！ 紫音)は〜い。 (2014年11月28日 14時) (
レス) id: 539eeac358 (このIDを非表示/違反報告)
まなミン - すごく面白いです！元1年2組大好きだけど、特にカッキーと安永が大好きです！ (2014年11月22日 1時) (レス) id: f7f1b50bb1 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 水無月さん» 本当に、いってしまえば良いのになぁ…。美奈子を…。((泣 クッソ、どうしてくれよう。これから更新したら…。 (2014年11月21日 13時) (レス) id: 539eeac358 (このIDを非表示/違反報告)
水無月 - ほんとーに………。 (°ξ°((⊂＝(°Д°⊂){古屋&安藤逝けぇ！] (2014年11月20日 11時) (レス) id: 242bf6b524 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 水無月さん» 紫音)…だって、なんかコメントしてあげなよ。 徹)有賀と、これからも宜しく。 英治)え////う、嬉しいかな…。ありがとう。 久美子)なっ////何言ってんのよ、恥ずかしいじゃない！/// ひとみ)へっ？！あ、どうもありがとう、これからもよろしくね♪ 紫音)以上！ (2014年11月10日 12時) (レス) id: 539eeac358 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫音
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shionn/
作成日時：2014年7月21日 21時
