私であり、僕でもある天使ゲーム その４♪ 【ぼくらシリーズ】

-囮作戦と玉すだれ- ページ18

貴)そ、それにいざとなったら、久美子と一緒に逃げるし、大丈夫だもんっ！/////


顔を真っ赤にさせて、反論するAに皆は癒される。


全)((ホワッ


貴)う〜…////


相原)そう落ち込むな。
ちゃんと信頼してるから。


貴)ホント？


菊地)ホントに守れるのか？w


貴)((ムッ


この後、菊地が背負い投げされて気絶したのは言うまでもない…www


久美子)私、ノート見てからずっと考えてたんだ。
あそこで万引きするだろう。
そうすると、きっとあのおやじが脅かす。
家に言いつけるぞって。
私は泣いて謝る。
そうすると、じゃあ俺の言う事を聞くか？
はい何でも聞きます。


貴)こうなるだろうね。
もし文選堂のおやじがそうなら、の話だけど。


相原)問題はそれからだ。


久美子)私、あいつか古屋のどっちかしかないと思うんだ。


貴)それは僕も同意。
文選堂が深く絡んでると見てる。


相原)うん。


相原が頷いた。


久美子)そこで、会うのはひとみんちの“玉すだれ”が良いって言ってやるんだ。


柿沼)“玉すだれ”は前に体育のトドを引っ張りこんでコテンパンにやった事があるから、警戒するんじゃないか？


柿沼がAの背中に飛びつきながら言う。


久美子)文選堂のおやじは知らないもん。
古屋だって、あの事は知らないよ。
知ってんのは教頭だけじゃん。


貴)残りは…左遷っ！((グイッ
離れろ、暑い！


柿沼)そんな〜…、冷たいよ…。((ムスッ


貴)飲み物やるからあっち行け。


柿沼)ヤッタ〜☆


安永)よし、そこでいよいよと言う時に、俺達が出て行けばいいんだな？


安永はもう腕をしごいている。


久美子)さっき律子に会って聞いたら、昨日｢ミミ｣に文選堂のおやじと部長が言ったって、そこで、親父は部長に随分絞られてたらしいよ。


安永)何を絞られてたのかな？


安永が呟いた。


久美子)借金だよ。


安永)そうか、親父はその為に何かしなくちゃなんないんだ。
そうか、ロリコンと言うのは、親父じゃなくて、部長なのかもしれねえぜ。


相原)安永、日曜は冴えてるな。


相原に冷やかされて、


安永)俺は、授業以外は冴えるんだ。


中尾)久美子のオトリ作戦は、危険はあるけれど俺は賛成だ。
その代わり、絶対、“玉すだれ”でなくちゃ嫌だと言えよ。


久美子)良い？


貴)大丈夫。


久美子)うん。


相原)その後どうやるかは、後で皆で考えよう。


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今すごく冷たい野菜ジュース飲みたい。

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