-鉄棒とブランコ- ページ15
リビングに入ると、お姉ちゃんはご飯を丁度用意し終えたところらしく、「食べるよ」と僕に声をかけて椅子に座った。
2人)頂きまーす。
お姉ちゃんは、朝ご飯を今日は早く食べ終わった。
いつもは全然遅いんだけど。
で、お姉ちゃんは、ドタバタと大きな荷物を持って「行ってきます」と、家を出て行った。
おかしいなぁ…。
/in老稚園/
貴)お、おは…よう。
徹…、英治…。
2人)おはよう。
9月14日、日曜日。
明日が敬老の日、老稚園の開園式を行うと言う事で、その準備の為に佐織の仲間達が朝から続々と集まってきた。
今まであった、幼児用のいすや机はもう要らないので皆処分してしまった。
運動場の砂場、ブランコなどは、そのまま残した方が良いという意見が大半を占めたので残す事になった。
貴)でも、このままじゃ危ないよ。
衛生面の問題がある。
Aは簡単にまとめて衛生面の問題と老人が怪我をする確率について説明したので、皆がそれに同意した。
瀬川も、隣のアパートの石坂さよもやってきた。
瀬川)上のお2人さんはどうしてる?
瀬川が聞いた。
さよ)今頃はぐっすり眠りこけてるんじゃないかい。
昨夜は色々といたずらしてやったから。
さよの表情は、以前と比べるとすっかり明るくなっている。
相原)昨日は何時ごろ帰って来た?
相原が聞いた。
俺はAが何処に行ったかとキョロキョロ探していると、鉄棒の方に見つけた。
菊地)何やってんだ?
貴)開園は明日なんだから、急いだ方が良いかなって。((ゴシゴシ
みると、Aは手に鑢を持ってとがった所を削っている。
菊地)手伝うよ。
貴)あぁ、助かる。
鉄棒はさびると危ないから、突起部分を削って、ペンキがはがれてる所に新しくペンキを塗るんだ。
今日持ってきた大荷物はこれさ。
Aは鞄から鑢を取り出すと、俺に渡して自分はさっきの部分を削り始めた。
菊地)ん〜、此処かな。((ゴシゴシ
炎天下の元、2人だけで作業を進めるのは結構時間がかかった。
最後に秋元が色を塗り替えると、完成だ。
秋元)出来たぜ。
貴)流石。
英治、ブランコの周りの柵と柱もやるよ。
菊地)おう。
それが終わると、3人ともバテた。
菊地)あち〜…。
秋元)後は乾けば完成。
貴)綺麗になった。
秋元は笑って、満足そうに何度も頷いた。
Aはしばらく鞄をゴソゴソやっていたが、やがてペットボトルを取り出すと、俺と秋元の方に投げた。
*
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紫音(プロフ) - まなミンさん» 紫音)じゃあ、その2人の出番増やそうかw 2人)やった! 紫音)いつ更新できるか分からないけど…。 2人)バイトしろ! 紫音)は〜い。 (2014年11月28日 14時) (レス) id: 539eeac358 (このIDを非表示/違反報告)
まなミン - すごく面白いです!元1年2組大好きだけど、特にカッキーと安永が大好きです! (2014年11月22日 1時) (レス) id: f7f1b50bb1 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 水無月さん» 本当に、いってしまえば良いのになぁ…。美奈子を…。((泣 クッソ、どうしてくれよう。これから更新したら…。 (2014年11月21日 13時) (レス) id: 539eeac358 (このIDを非表示/違反報告)
水無月 - ほんとーに………。 (°ξ°((⊂=(°Д°⊂){古屋&安藤逝けぇ!] (2014年11月20日 11時) (レス) id: 242bf6b524 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 水無月さん» 紫音)…だって、なんかコメントしてあげなよ。 徹)有賀と、これからも宜しく。 英治)え////う、嬉しいかな…。ありがとう。 久美子)なっ////何言ってんのよ、恥ずかしいじゃない!/// ひとみ)へっ?!あ、どうもありがとう、これからもよろしくね♪ 紫音)以上! (2014年11月10日 12時) (レス) id: 539eeac358 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫音 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shionn/
作成日時:2014年7月21日 21時