天使と悪魔 (ページ47)

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久しぶりの天使界。

目を覚ますとまた同じベッドに寝っ転がっていて、ドアのそばにはシュンスケが。

「お久しぶり」

駿佑「お久しぶりでございます！

ご夕食の準備ができました！」

ベッドから降りるとシュンスケは扉を開けて案内してくれた。

案内された大きな扉が開くと、そこにはゴージャスな長い机と背もたれの大きい椅子がいくつも並んでいた。

そしてそこにはすでに大橋先輩がいた。

わたしは案内された大橋先輩と同じ大きさの椅子に座った。

「わたしなんかがいいんですか？」

大橋「もちろん！」

するとたくさんの料理が続々と出てきて机の上に並べられていく。

すごい……こんなの毎日食べてるんだ……

大橋「あのね、その椅子は女王が座る椅子やねんで」

「えっ」

それって……そういうことだよね？

ニコニコしながらそんなことを言うからドキドキしてしまう。

駿佑「カズヤ様はいつもAさんのことお話してくださるんですよ！」

「そ、そうなんですか？」

大橋「うん！学校であったこととか話してる！」

なんか学校であったこと話すって小学生みたいでかわいいな、なんて思っちゃう笑

でもそういうところ好きなんだよね。

駿佑「今晩泊まられますか？」

「あ、終わったら帰るよ！」

大橋「え、帰るん？」

大橋先輩は寂しそうな顔をしてわたしを見つめた。

だってお母さんに何も言ってないし……

駿佑「家の事なら心配ありませんよ。

私たちの魔法で人間界の時間と天使界の時間を変えることができますから」

そんなことできるんだ……

「じゃあお言葉に甘えて……」

まだちょっとだけ大橋先輩といたいから……