天使と悪魔 (ページ2)

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乃亜「どしたん？A」

現在、教室に入って自分の机に倒れこんでいます。

「……イケメンおらん」

せっかくのわたしの高校デビューは

消えかかってます…

わたしの妄想では、

教室に入った途端イケメンとぶつかって

そこから恋が始まるみたいな感じやったんだけど…

乃亜「はぁ？そんなこと？」

「やって大事なことやんか！！」

乃亜は他校に彼氏がいるからこの気持ちわからんやろ！！

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

乃亜「あ、」

教室のドアが大きな音をたてて誰か入ってきた。

まさか…

イケメンが来たのかな

先生「はーい席につけー」

「ちぇ」

なんだ、

先生か。

そして順番に出席がとられていく。

……あれ

出席がとられていく中でやっと気がついた。

わたしの隣の人が来てない……

初日早々不登校の陰キャですか？？

もう考えただけで鬱になっちゃうわ～

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

ドアがゆるゆると開き、

クラス中の視線がそこに移った。

先生「入学初日に遅刻とはなかなかやるなぁ」

先生怒らないんですかっ！

ていうかわたしの隣の人だよね

さっきから怖くてその人のことを見れなかった。

もしイケメンだったらどうしよう…

まぁそんなことほぼないと思うけどさ。

あーでも初日早々遅刻野郎だよ？

チャラいかおっちょこちょいの2択だよねー

ｶﾞﾗ

「あっ…」

「、おう」

…………うっそ…

めちゃくちゃイケメンやん…

想像以上すぎて固まっているとその人は不思議そうにわたしの顔を覗きこんできた。

「あぁ、惚れた？」

「へっ！？/」

その人はふはっと笑って席についた。

何これ！無理！！！！