天使と悪魔2 (ページ6)

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謙社「おはようございます」

目を覚ますとそこは悪魔界で、わたしはある部屋に寝かされていた。

どうしよう……ここにいたら恭平と会っちゃう！！

「ねぇ帰りたいんだけど……」

謙社「ダメです！Aさんにはお話しないといけないことがあるんです！」

ベッドから立ち上がってドアに向かおうとするとケントによって行く手を阻まれた。

「なに…？」

謙社「緊急事態なんです……近日キョウヘイ様とカズヤ様が決闘なさるんです……」

「け、決闘！？」

決闘だなんて物語の中でしか聞いたことのない言葉だった。

でも一体なぜ……？喧嘩でもしたの……？

謙社「王様からの命令なんです……勝った方が次期王になれるという…」

「それって、」

謙社「そうです！Aさんをめぐる戦いなのです！！」

うそでしょ……

そんなのいけないよ……！

それにわたしが知らない間にそんなことになってるだなんて……

「わたし行ってくる」

謙社「どこにですか！？」

「決まってんじゃん。王様のとこだよ」

謙社「早まらないでください！」

部屋をでようとするとまたもや阻止されてしまった。

その間を無理やり通り抜けようとしていると

恭平「A……？」

「キョウヘイ……」

今1番会いたくない人に見つかってしまった。